中日が中京大中京・高橋宏斗を単独1位指名!3年連続地元出身高校生の逸材指名

[ 2020年10月26日 17:18 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2020年10月26日 )

中日から1位指名された中京大中京・高橋は、ドラゴンズマスクに変更し、報道陣の質問に答える(撮影・椎名 航)
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 プロ野球のドラフト会議(新人選手選択会議)は26日に東京都内で開催され、中京大中京(愛知)の高橋宏斗投手(18)は中日が1位指名。高校ナンバーワン投手の交渉権を獲得した。18年に根尾、19年に石川昂を獲得しており、3年続けて地元出身の高校生の逸材を指名した。 You Tubeスポニチチャンネル・アマ野球注目選手動画  ドラフト速報

 高橋は兄・伶介さんも野球部に在籍していた慶大進学を希望。AO入試を受けたが朗報は届かず、今月6日にプロ志望を表明した。「小さい頃からずっと夢見ていたプロの世界に、志望届を提出できるのは凄くうれしいこと。迷いはありません」。この表明で、プロ12球団がスカウト会議で戦略を練り直した。

 早くからスカウトの注目を集めた。2年春から背番号1を背負い、昨年秋の明治神宮大会では優勝。初戦となった準々決勝で対戦したU-18日本代表監督で、明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督から「真っすぐは(横浜高時代の)松坂より上」と称された。今夏の代替大会だった愛知大会で自己最速の154キロを計測。甲子園交流試合の智弁学園戦(奈良)では直球95球のうち、35球が150キロ超と衝撃を与えた。9回を投げても疲れないその馬力は、プロのスカウトも「即戦力となり得る逸材」としている。

 「実力や実績を残すことはもちろんだが、多くの人があこがれる選手になりたい」と高橋は話している。大きな希望と周囲の期待を背負い、プロ野球の世界に飛び込む。

 ◆高橋 宏斗(たかはし・ひろと)2002年(平14)8月9日生まれ、愛知県尾張旭市出身の18歳。三郷小2年から「三郷ファイターズ」で野球を始め投手兼遊撃手。6年時にドラゴンズジュニアに在籍。尾張旭東中では「豊田シニア」で3年時に全国16強。中京大中京では1年夏からベンチ入り、2年春から背番号1をつけ明治神宮大会では優勝を果たした。1メートル83、84キロ。右投げ右打ち。 

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