近大・佐藤は阪神が交渉権 4球団競合の末 近大野手1位指名は有藤以来52年ぶり

[ 2020年10月26日 17:20 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2020年10月26日 )

<ドラフト会議>阪神が交渉権を獲得し、心境を語る近大・佐藤(撮影・北條 貴史)
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 プロ野球のドラフト会議(新人選手選択会議)は26日に東京都内で開催され、近大の佐藤輝明内野手(21)は4球団の競合の末、阪神が交渉権を獲得した。指名を公表していた巨人、オリックス、ソフトバンクに加え阪神が1位指名で競合する中、ドラフトの目玉を阪神の矢野監督が引き当てた。近大の野手としてのドラフト1位指名は、1968年に東京オリオンズ(現ロッテ)から指名された有藤通世(本紙評論家)以来、実に52年ぶりとなる。

 今月18日の関大1回戦で関西学生野球リーグ通算14本塁打を記録。1998年に母校の先輩・二岡智宏(現巨人3軍監督)が記録した通算13本塁打のリーグ記録(1982年の新リーグ創設以降)を塗り替えた。

 「ソフトバンクの柳田みたい」「(阪神の)糸井2世」とスカウトが口をそろえる驚異的なスイングスピードで捉えた打球は、軽々と外野フェンスを越える。高いレベルで走攻守3拍子が揃う。1メートル86、92キロの恵まれた体格に50メートル走6秒0、遠投100メートルを誇る。規格外のスケールを持つ佐藤は「小さい子がバッティングを見て、凄いと思うような、ヒーロー的な選手になりたい」と語る。

 仁川学院(兵庫)では、高校通算20本塁打を放ったが、兵庫大会の最高成績は2年夏の4回戦で、3年夏は初戦敗退だった。全国の高校球児が憧れる「甲子園」とは縁遠い環境にあったが、大砲には「高校の時から、やることをやっていれば絶対にプロに行けるという自信があった」と地道にレベルアップを図った。高校から本格的に筋力トレーニングを始め、入学時の65キロから約30キロ増量。同時に身長も10センチ程度伸びた。

 「毎年30本打てるように。それくらいホームランにはこだわりたい。理想の打球はホームランなので、基本的には狙って、試合に入っています」

 日本球界最高峰の舞台でも、豪快な一振りで夢を描く。

 ◆佐藤輝明(さとう・てるあき) 1999年(平11)3月13日生まれ、兵庫県西宮市出身の21歳。甲東小1年から甲東ブルーサンダースで野球を始める。6年時にタイガースJr.入り。甲陵中では軟式野球部に所属。仁川学院では2年夏から4番を打ったが甲子園出場なし。近大では1年春からリーグ戦に出場し、2年秋にMVPを獲得。2年春(外野手)、同年秋、3年春(三塁手)と3季連続でベストナイン。1メートル86、92キロ。右投げ左打ち

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