ヤクルト、東北福祉大・元山を4位指名 アマNo.1ショート 抜群の打撃センス&鉄壁の守備

[ 2020年10月26日 18:35 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2020年10月26日 )

東北福祉大の元山
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 プロ野球のドラフト会議(新人選手選択会議)は26日に東京都内で開催され、ヤクルトが4位で東北福祉大の元山飛優内野手(21)を指名。交渉権を獲得した。

 遊撃の守備力は今ドラフト候補の中でもNo.1の呼び声が高く、すでにプロレベルの評価を得ている元山。広い守備範囲と安定感ある送球で投手を盛り立てる。佐久長聖では1年夏からレギュラーとして2度の甲子園出場を果たし、大学でも3年時に侍ジャパン大学代表入りするなど経験、実績ともに十分だ。

 打撃でもリーグ戦で首位打者(2年春)と打点王2度(2、3年春)に輝くなどシュアな打撃に勝負強さも兼ね備える。大学最後のシーズンとなった今秋も9月19日の東北工大戦では4安打2打点。技巧派左腕の緩急を使った攻めにも対応し、2本は中前打だった。打撃は「常にショートの(頭の)上を狙うようにしている。どんな投手が来てもセンター返し」を心がけている。

 元山は同26日の東北大戦では初回に通算4号となる決勝ソロを放ちパンチ力があるところも改めて示した。抜群の打撃センスと鉄壁の守備力を武器にプロの世界に挑む。

 ◆元山飛優(もとやま・ひゆう)1998年(平10)12月4日生まれ、大阪府東大阪市出身の21歳。5歳から城東ジュニアコンドルスで野球を始める。上小阪中では生駒ボーイズでプレーし投手兼遊撃手。佐久長聖では1年春からベンチ入りし1、3年夏に甲子園出場。東北福祉大では1年春からリーグ戦に出場。1メートル80、78キロ。右投げ左打ち。

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