明石商の来田はオリックスが3位指名 描く未来予想図は「トリプルスリー」

[ 2020年10月26日 18:37 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2020年10月26日 )

<2020ドラフト>会見をするロッテ2位に指名された明石商・中森(右)とオリックス3位に指名された来田(撮影・坂田 高浩)
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 プロ野球のドラフト会議(新人選手選択会議)は26日に東京都内で開催され、オリックスが3位で明石商(兵庫)の来田涼斗外野手(18)を指名し、交渉権を獲得した。 You Tubeスポニチチャンネル・来田涼斗外野手インタビュー動画  ドラフト速報

 来田には明確な未来予想図がある。

 「(ヤクルトの)村上選手のように1年目は体を作って、2年目から1軍で活躍します。(ソフトバンクの)柳田選手のようにトリプルスリーを狙いたい。4年目で首位打者を獲りたい」

 高校通算は34本塁打。遠投は100メートルで、走攻守に高いポテンシャルを秘める。1年夏から甲子園に連続出場。今年8月の甲子園交遊試合を含め、甲子園通算で打率.359、3本塁打、9打点と実力を証明した。特に19年のセンバツでは、準々決勝・智弁和歌山戦で、春夏通じて甲子園大会初となる先頭打者弾とサヨナラ弾を記録した。「(甲子園は)自分を成長させてくれた場所。自覚も芽生えました」と語る。

 同僚のエース右腕の中森とともに飛び込むプロの世界。来田は「高校野球で僕が見てきた中で、一番いい投手。対戦したいと思っています」と話す。信頼できる仲間と過ごした日々を胸に、プロの世界でスタートを切る。

 ◆来田 涼斗(きた・りょうと)2002年(平14)10月16日生まれ、兵庫県神戸市出身の18歳。有瀬小1年から明舞ネオボーイズで野球を始め内野手。6年時にオリックスJr.入り。長坂中では神戸ドラゴンズで外野手としてプレーし2年夏に全国大会優勝。明石商では1年春からベンチ入りし同年夏から甲子園出場。2年時のセンバツでは準々決勝・智弁和歌山戦で先頭打者弾とサヨナラ弾を記録。高校通算34本塁打。1メートル80、85キロ。右投げ左打ち。

  

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