隠し玉ハンター菊地選手がドラフト分析 意外な指名選手もスカウトはしっかり見ていた

[ 2020年10月26日 21:30 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2020年10月26日 )

ドラフト候補選手の取材をするカリスマフリーライター・菊地選手氏
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 フリーライターの菊地選手(38)がドラフト会議を総括した。コロナ禍により指名控えを予想する声もあったが、育成含めて123選手が指名され、想定以上に多かったと指摘した。 ドラフト速報

 新型コロナウイルスの影響で、今年は指名選手が減るのではないかと予想する声もありました。支配下74人、育成49人の計123選手が指名され、思った以上に多かったなというのが第一印象です。

 西武5位の大曲錬(福岡大準硬式)は、上位指名でもおかしくないと思っていました。直球の切れは全指名選手中、5本の指に入るのではと。準硬式の選手ですが、変わり種だけでなく、しっかりした実力を持った選手です。

 阪神8位の石井大智(四国IL・高知)はシンカーという勝負できる球を持っている。摂津タイプと紹介したが、同じように下位指名からはい上がってほしい。中日育成1位の近藤廉(札幌学院大)は、生で見てこんな強い球を投げる投手がいたのかと衝撃を受けた。見ている人は見ているな、と改めて感じました。同じ中日育成3位の松木平優太(精華)は、最初に注目したのが中日のスカウトだった。縁あって結ばれ良かったし、千賀投手のように大化けしてほしいです。

 個人的に一番好きな指名が日本ハム。1位伊藤大海(苫小牧駒大)から一芸が効く個性派そろい。近未来の清宮、野村という中軸がいる中で、輝く脇役と即戦力投手をそろえた。100点に近いドラフトではないか。

 例年に比べたら、意外な指名漏れはなかったですね。より広くプロが受け皿になってくれたという印象です。残念だったのは連載でも紹介したBC福井の高橋康二投手。26歳という年齢的にもラストチャンスかもと思っていたので。直球はこの1年で15キロ伸びた。支配下もあるかもと見ていたが、やはり甘かったかなとも思います。

 ◆菊地選手(きくちせんしゅ)1982年(昭57)生まれの38歳。本名・菊地高弘。雑誌「野球小僧」「野球太郎」の編集部員を経て、2015年4月からフリーライターに。ドラフト候補の取材をメインに活動し、ツイッター上で「大谷翔平」とツイートした最初の人物(2010年10月8日)。野球部員の生態を分析する「野球部研究家」としても活動しつつ、さまざまな媒体で選手視点からの記事を寄稿している。著書にあるある本の元祖「野球部あるある」(集英社)などがある。ツイッターアカウント:@kikuchiplayer

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