ヤクルト、独協大・並木秀尊外野手を5位指名 “サニブラウンに勝った男”に勝った男

[ 2020年10月26日 18:56 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2020年10月26日 )

独協大の並木
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 プロ野球のドラフト会議が26日に東京都内で開催され、ヤクルトが5位で独協大・並木秀尊外野手(21)を指名。交渉権を獲得した。

 普段は埼玉県内のラーメン店や居酒屋でアルバイトをしながら、部活と両立する普通の大学生だ。ただし、ただ者ではない。市川口時代は指導者を目指していたが、当時の監督から「(その快足で)プロを目指せる」と背中を押された。実家から通学できる独協大に指定校推薦で進学し、教員を目指しながら首都2部リーグでプレーしてきた。転機は昨年12月の大学日本代表合宿。亀田晃広監督の推薦に加え、上田樹主務が編集した動画が選考の決め手になり、招集が決まった。50メートル走では手動計測で5秒32をマーク。「サニブラウンに勝った男」こと中大・五十幡亮汰の5秒42を上回り、注目を浴びるきっかけをつかんだ。

 秋のリーグ戦ではスカウトが続々と視察。通算23盗塁で二盗は一度も失敗がなく、進路をプロ一本に定めた。爆発的なスタートダッシュを生む秘密は身体能力にある。例えば高さ120センチの台に踏み板なしでジャンプ1回で乗ってしまう。その強烈な脚力に加え「盗塁の時はガチガチにならないように。(前方に置く)右足は浮いた状態にしている。とにかく柔らかくいることを心掛けている」という。

 スカウトからは「足の速さは、すぐにでもプロで通用する。誰が見ても、驚くほどの速さ」との声も挙がり、「スタートに柔らかさがある。その部分では五十幡を上回る」との評価もある。足の速さはアマチュアNo.1。「“サニブラウンに勝った男”に勝った男」を、複数球団が指名を検討していた。入団すれば、独協大初のプロ野球選手となる。

 ◆並木 秀尊(なみき・ひでたか)1999年(平11)3月23日生まれ、埼玉県出身の21歳。小2から野球を始める。川柳中軟式野球部とKボールの渡部オールスターズを経て、市川口では1年春からベンチ入り。甲子園出場なし。独協大では1年春からリーグ戦に出場。1メートル70、72キロ。右投げ右打ち。

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