明石商・中森はロッテが2位指名 中学時代に誓ったプロへの決意

[ 2020年10月26日 18:13 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2020年10月26日 )

今年8月の甲子園交流試合で好投する明石商・中森
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 プロ野球のドラフト会議(新人選手選択会議)は26日に東京都内で開催され、ロッテが2位で明石商(兵庫)の151キロ右腕・中森俊介投手(18)を指名。交渉権を獲得した。 You Tubeスポニチチャンネル・中森俊介投手インタビュー動画  ドラフト速報

 「1年目から即戦力として15勝。3、4年目からとか甘い考えではやっていけないと思う。5年目までに最多勝、ベストナイン」と高い目標を掲げる。

 1年夏から甲子園の舞台に立った。18年8月11日の1回戦・八戸学院光星(青森)戦で救援し、2回1/3を1安打1失点(自責0)に抑えた。「あの時に投げていなかったら今の自分はない」と語る。そこから19年春夏で連続ベスト4。一気に全国に名は知れ渡った。

 今年8月の甲子園交流試合では、桐生第一(群馬)戦で最速150キロを計測し9奪三振で5安打2失点(自責1)で完投勝利。着実に成長してきた。

 小学校入学時の新入生紹介冊子の「夢」の欄には「プロ野球選手」と書いた。技術家庭以外オール「5」の成績を誇った中学3年時には「家族へ思いを届けようプロジェクト」(兵庫県モラロジー協議会主催)の作文で2万6000通の応募の中から21人の一人として特別賞を受賞した。「絶対に甲子園に出て高校を卒業したら、プロ野球選手になって必ず親孝行します」――。盾に入った作文は今も丹波篠山市内の実家の玄関に飾られている。

 「期待に応えられるように心身ともに鍛え上げて精進していきたい」。決意を胸にプロの世界に飛び込む。

 ◆中森 俊介(なかもり・しゅんすけ)2002年(平14)5月29日生まれ、兵庫県丹波篠山市出身の18歳。福住小3年から多紀野球少年団で野球を始める。篠山東中では軟式野球部に所属し3年夏から三田ボーイズでプレー。明石商では1年春からベンチ入りし同年秋からエース。1年夏から連続で甲子園出場。最速151キロにスライダー、チェンジアップ、カーブ、フォークを操る。1メートル82、87キロ。右投げ左打ち。

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