ドラフト会議で勝ち組は? 隠し玉ハンターの菊地選手が12球団を3段階で評価

[ 2020年10月26日 22:40 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2020年10月26日 )

ドラフト候補選手の取材をするカリスマフリーライター・菊地選手氏
Photo By スポニチ

 フリーライターの菊地選手(38)が今年のドラフト会議を分析した。12球団の指名を3段階で評価し、最高評価の「大成功」には日本ハム、楽天、阪神、中日の4球団を挙げた。またコロナ禍の影響から指名選手が減ることも懸念されていたが、育成含めて計123選手が指名され、例年よりも広くプロが受け皿になったと指摘。予想外の指名漏れもなかったと振り返った。 ドラフト速報

▽大成功

 日本ハム 個人的には一番好きな指名です。1位の伊藤に始まり、一芸が効いていてキャラクターが立っている。100点に近いドラフトではないか。近未来の中軸となる清宮、野村らがいる中で、輝ける脇役をそろえた印象。課題の即戦力投手も1位で獲れた。

 楽天 早川のクジが引けた時点で大成功と言って良いですよね。柱が一人獲れたので、あとはのびのびと指名していった印象。例年ポテンシャル重視の方針で、5位入江、6位内は身体に力があって、化ければ面白い。

 阪神 スター候補生の佐藤が1位で獲れたのが大きい。大学生が多いが、使い勝手のいい投手や最上級生になって伸びた選手らバランスが豊富。ただ野手は左打ちばかりで、現有戦力と照らすとどうか。遊撃で小幡が台頭してきたところで、6位中野、7位高寺と似たタイプがそろったのも気になります。

 中日 地元出身の高橋、森と1、2位で指名できた。非常にボールの強い投手がそろい、3位土田は守備に優れて遊撃レギュラーになれる逸材。個人的には根尾が外野に回り、土田と石川の三遊間になるのでは、というイメージを抱きます。

 ▽成功

 オリックス 最下位チームですが、小さくまとめずにいった。高校生が1、2、3位で、みんなスケールのある選手。最下位でも即戦力を追うことなく、若い現有戦力を生かしていこうという方針。先を見据えた、新時代をつくっていく指名。

 広島 投手が足りない中で、1~5位まで投手を指名できた。4位小林、5位行木は将来性重視と、その内訳もバランスがいい。ただ若い右打ちの野手が不足しており、そこがないのはマイナス点。

 DeNA 一本釣りを狙う方針は健在でした。2位牧も補強ポイントに合致する二塁手。1位入江がどれぐらいできるかで評価が決まってくる。大化けすれば、この年は大成功だったね、となる。

 ソフトバンク 評価が難しい。特殊なチームで生半可な選手では埋もれてしまう。一芸や分かりやすい武器など、ホークスらしい指名と思う。育成1位佐藤は体が万全なら支配下1位でもおかしくない逸材。2年ぐらい投げられないかもしれないが、それを待つ戦力があり、無事復帰すれば最高の指名となる。

 ▽普通

 ヤクルト 2度もクジで負けたのが痛い。即戦力投手が欲しかったのはよく理解できます。ただ木沢はケガが多く、山野もプロでは球威が問われるところもあるかなと。

 西武 数年後を見ないと分からない、いちかばちかではないが振り幅の大きい指名。2位佐々木は即戦力かと思いきや、投げてみないと分からないロマン系。夢の広がる指名とも言えますね。

 ロッテ 近年クジ運が良かったが、早川を逃したのが残念。ただ左の先発・鈴木にシフトしクジも当て、4、5位はスケールの大きい選手を獲れている。

 巨人 今まで巨人はバランス型というか、「中の上」のような選手が多かった。今回はエッジを効かせ2メートルの選手が2人など大化けしたらとわくわくさせる陣容。今すぐ、という選手ではないところを獲り、優勝チームらしい指名とも言える。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年10月26日のニュース