withコロナの“新様式”ドラフト会議きょう17時 ここが変わる

[ 2020年10月26日 12:06 ]

<2019年プロ野球ドラフト会議>1位指名で佐々木の交渉権のくじを引く(左から)日本ハム・川村浩二球団社長、ロッテ・井口資仁監督、楽天・石井一久GM、西武・辻発彦監督
Photo By スポニチ

 プロ野球のドラフト会議はきょう26日、午後5時から都内のホテルで行われる。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、運命の1日も様変わり。感染対策を踏まえた“新様式”のドラフト会議となる。

 リモートドラフト 都内ホテルのホールに一堂に会する形ではなく、12球団はそれぞれ用意された個室からオンラインで選手を指名する。1巡目指名のみ、競合した場合は代表者が抽選ルームへ移動し、クジを引く。

 2巡目以降はウエーバー方式での指名となる。ウエーバー順は前日25日の順位で決められ、2巡目はパ・リーグ6位オリックス→セ・リーグ6位ヤクルト→パ・リーグ5位日本ハム…の順番。3巡目はその逆となりセ・リーグ1位巨人からの指名となる。以後、交互に折り返す。

 無観客 09年から1000人のファンがドラフト会場内で見守り、会議を盛り上げてきたが、感染対策の観点から11年ぶりに招待が見送られた。日本野球機構(NPB)と大正製薬はオンラインイベント「リポビタンD SPECIAL ONLINE SEAT」を実施。ファン約1000人を募集し、ウェブ会議システムZoomでゲストらと交流できる。

 田沢ルール撤廃 9月7日の実行委員会で、いわゆる「田沢ルール」の撤廃が決まった。08年に当時新日本石油ENEOSの田沢純一投手がレッドソックスと契約した際に申し合わせられた、有望選手の海外流出を防ぐために設けたルール。アマチュア選手が国内球団を経由せずに海外でプレーした場合、帰国しても高卒選手は3年、大学・社会人出身選手は2年、ドラフト指名を凍結するというものだった。3月にレッズ傘下マイナーを自由契約となり、現在はBC・埼玉でプレーする田沢は、今年のドラフト会議で指名対象選手となる。

続きを表示

2020年10月26日のニュース