広島、智弁和歌山・小林樹斗投手を4位指名 伸びしろ期待の最速152キロ右腕

[ 2020年10月26日 18:49 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2020年10月26日 )

智弁和歌山・小林樹
Photo By スポニチ

 プロ野球のドラフト会議は26日に東京都内で開催され、広島が4位で智弁和歌山の小林樹斗投手(17)を指名。交渉権を獲得した。

 伸びしろは無限大だ。小林樹は今夏に驚異的な成長曲線を描き、プロの世界の入り口まで来た。「ずっと目標にしてきたので、何位だろうがプロの世界に入りたい。そこからが勝負だと思う」

 2年春の選抜準々決勝・明石商戦で同じくドラフト候補に挙がる来田にサヨナラ本塁打を浴びたが、当時の自己最速を更新する147キロを計測。目標の輪郭が明確に見えた瞬間だった。

 ただ、同年秋は不振に陥った。「球速にこだわりすぎていたかもしれません」。暗闇に入りかけていた時、光明となったのが阪神、楽天などでプレーした中谷仁監督の言葉だった。「いくら球が速くても、投球の軸は制球。プロでもそうだ」。以降は制球力を磨き、打者が嫌がる球を追い求めた。今夏の和歌山大会では登板するごとに最速を更新し、決勝の初芝橋本戦では152キロを計測。球速を追い求めることをやめた結果、球速が伸びた。

 和歌山県美浜町出身だが、幼少時から父と年に10回程度、甲子園球場に通った虎党。ヒーローは「火の玉ストレート」が代名詞の藤川球児で、外野席から声をからして応援したという。「空振りが取れるし直球勝負が魅力的でした」。藤川が今季限りで現役引退を表明したのも運命か。今度は自分の番――。子どもらのヒーローとなるために、最大の武器をさらに磨きあげる。

◆小林 樹斗(こばやし・たつと)2003年(平15)1月16日生まれ、和歌山県美浜町出身の17歳。松原小3年から松原少年野球クラブで野球を始め一貫して投手。松洋中では軟式野球部に所属。智弁和歌山では1年春からベンチ入りし2年秋から背番号1。2年春夏に甲子園出場。最速152キロにカーブ、スライダー、スプリット、チェンジアップを操る。1メートル82、86キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年10月26日のニュース