中日、日体大・森を2位指名 三振の山築く 最速155キロの速球&切れ味鋭いスライダー

[ 2020年10月26日 18:15 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2020年10月26日 )

日体大の森
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 プロ野球のドラフト会議(新人選手選択会議)は26日に東京都内で開催され、中日が2位で日体大の森博人投手(22)を指名。交渉権を獲得した。

 森の最大の魅力はスリークオータ―から繰り出す最速155キロの速球。鋭いスライダーと合わせ、投球回を上回る奪三振を記録する即戦力候補だ。

 「今、どれくらいのボールだったらいいのか、先輩から見せてもらってきた。そういう先輩たちの上を行かないといけない。競合するくらいの投手になりたい」。多くの候補選手にとってプロは未知の世界だが、森は、ともに汗を流してきた松本航(18年西武1位)、吉田大喜(19年ヤクルト2位)と2年続けて上位指名された両右腕を最高の手本とし、同時に物差しにもしてきた。

 「分かっていても打てない真っすぐを投げたい」。愛知県名古屋市出身で幼少時に見た中日・中里篤史(現巨人スコアラー)の剛速球が忘れられないという。「インパクトが凄かった。憧れです」と語った。森は自慢の直球を磨き、プロの世界でも奪三振ショーを見せる。

 ◆森博人(もり・ひろと)1998年(平10)5月25日生まれ、愛知県名古屋市出身の22歳。小3から野球を始める。港南中では名古屋名南ボーイズでプレー。豊川では1年秋からベンチ入りし2年春からエース。甲子園出場なし。日体大では1年秋からリーグ戦に出場。1メートル77、80キロ。右投げ右打ち。

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