日本ハムドラ1の伊藤 タコ壺漁師の父・亡き祖父ら家族に感謝「一つ恩返しができたかな」

[ 2020年10月26日 22:04 ]

苫小牧駒大の伊藤
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 プロ野球のドラフト会議で日本ハムから1位指名を受けた苫小牧駒大の伊藤大海投手(23)が26日、TBS系で生放送された特番「ドラフト緊急生特番!お母さんありがとうSP」(後7・00)に中継で出演。野球の道に進むことを応援してくれた、タコ壺漁師の父、亡き祖父ら家族に感謝の言葉を紡いだ。

 伊藤は人口4000人足らずの北海道・鹿部町に生まれた。同町の特産物の一つがミズダコ。伊藤の祖父・清一さんは海に出ない日でも漁の事ばかり考えていた寡黙な漁師で、父・清光さんもあとを継いだ。長男の伊藤は「海にちなんだ名前をつけたい、大きな海を渡って」との意味で「大海(ひろみ)」と名付けられた。

 VTR出演した清光さんは、自身が学生時代に野球部に入ろうとした所、清一さんから反対されたことを告白し、「3代目で漁師が途絶えるかもしれないですけど、それは彼の人生ですから。自分は反対されてやれなかったですけど」。母の正美さんは「すごくそれ(清光さんの野球に反対したこと)を後悔していた、だから大海には一生懸命やってあげたいって聞いた」と明かした。

 伊藤はダルビッシュ有(34)に憧れ、5歳のころ七夕の短冊に「プロ野球選手になりたい」と書き、志した。子どものころにプレゼントされた、祖父手作りのバッティングネットが宝物だ。家族のあたたかい応援を受け、野球に打ち込み、駒大苫小牧高に進学、大学でも活躍しドラフト1位でプロ入りを果たした。

 中継で出演した伊藤は「素直にホッとしたのが一番です」と心境。中学の卒業式当日、船の整備中に機械に頭を強打し急逝した亡き祖父に「今日プロ野球選手になることができました。陰ながら応援してくれたおじいちゃんに、一つ恩返しができたかなと思います。これからも見守ってください」と伝えた。

 両親に対しては「何不自由なく、文句一つ言わずに育ててくれてありがとう」と、しみじみ。「2人がこれまで育ててくれた丈夫な体と心を武器にプロ野球という世界で戦っていきたいと思っています」と力強く誓い、「これからも一番のファンでいてください」との言葉も添えた。

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