阪神・大山 決勝打で自己最多にあと1打点 本塁打なしも最後の東京ドームで意地見せた

[ 2020年10月26日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4-2巨人 ( 2020年10月25日    東京ドーム )

<巨・神23>7回2死一、三塁、岡本(右)と笑顔で話す大山(撮影・小海途 良幹)
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 苦しめられた東京ドームの今季最終戦で、「猛虎の4番」が矜持(きょうじ)を示した。決勝点を叩き出したのは阪神・大山だ。

 「勢いづけるという意味でも先制点はほしいですし、そういう仕事は、すごく大事だと思っているので」

 初回1死一、二塁。巨人先発・畠が投じた初球のカットボールを迷いなく振り抜いた。打球は左前へ。10月18日のヤクルト戦(甲子園)以来7試合ぶりとなる打点を挙げ、これで今季75打点目。昨季マークした自己最多の76打点にあと1とし、単独4位に付ける打点数でも、トップを射程圏内にとらえる。

 その一打だけではない。「チームの勝利のためにやっている。四球で塁に出られれば、それだけチャンスが……という感じでやっています」。2打席目以降も死球、左翼線二塁打、四球と計4打席で出塁。はやる気持ちを抑え、チームのためにボールを見極める。それも大山の持ち味だ。

 「(待ち方、対応法は)いろいろありますが、結局、最後は打つか打たないかなので。もう必死に食らいついていくだけかなと」

 目下26本塁打。本塁打王争いのトップタイで並ぶ巨人・岡本との“直接対決3連戦”はともに不発に終わったが、岡本の10打数無安打に対し、大山は10打数3安打1打点と「4番」としての働きでは完勝と言えた。この日で11試合連続本塁打なしでも、打撃スタイルは崩さなかった。

 ライバルに意地を見せ、敵地にしばしの別れを告げた。「まだ終わりではないので。東京ドームは最後ですけど、試合は続くので、次の試合に向けて」。残り12試合。勝利の余韻に浸ることなく、視線を次戦に切り替えた。 (惟任 貴信)

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