中日、近江・土田龍空内野手を3位指名 プロ顔負けの華麗な守備 高校通算30発のパンチ力も

[ 2020年10月26日 18:24 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2020年10月26日 )

近江・土田龍空内野手
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 プロ野球のドラフト会議(新人選手選択会議)は26日に東京都内で開催され、中日が3位で近江(滋賀)の土田龍空内野手(17)を指名。交渉権を獲得した。

 土田は誰もが認める高校球界屈指の遊撃手。フットワークの良さと抜群のグラブさばきで左右前後の打球に対し素早い一歩目から安打性の打球を簡単にアウトにする。プロに匹敵する華麗な守備だが、自身が求めるのは「安定感ある守備」だ。

 苦い記憶が原点とも言える。昨夏の甲子園大会初戦の東海大相模戦。4回2死二塁で正面への打球を後逸し先制点を許した。この試合で2失策しチームも敗戦。より守備への意識が高まった。

 1メートル79、77キロの細身の体型ながら高校通算30本塁打を誇る。優勝した今夏の滋賀大会では木製バットで臨んだが全5試合で4安打止まり。「この悔しさを練習に生かしたい」と危機感を抱いた。名前の「龍空」は龍が天に昇るべく常に上昇できる人間にとの両親の思いがある。妥協なき上昇への道がプロへの成功に通じるはずだ。

 ◆土田 龍空(つちだ・りゅうく)2002年12月30日生まれ、滋賀県米原市出身の17歳。1メートル79、77キロ。右投げ左打ち。

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