成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員、宝塚大学講師。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
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タイガース川柳2020 年間大賞

[ 2020年12月11日 08:00 ]

<タイガース川柳年間大賞>イラスト・成瀬國晴
Photo By スポニチ

  <年間大賞>
勝ち運を 黄色マスクに 恵まれた
   (三重県伊賀市・平井 哲夫)

 <優秀賞>
わがトラの あーふるさとの 甲子園
   (愛知県豊橋市・高橋 記史)

釣り上げた 近大マグロ 矢野ガッツ
   (兵庫県西宮市・やぶちゃん)

 スポニチ選定「第16回タイガース川柳」の年間大賞選考会が10日、大阪市北区のスポーツニッポン新聞社大阪本社編集局内で開かれた。今シーズンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が3カ月近く延期。無観客開催、制限入場試合と、まさに前代未聞のペナントレースとなった。それでも、編集局に寄せられた句の総数は3311。その中で、今年を象徴する三重県の平井哲夫さんの句が年間大賞に選ばれた。

 【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 今年は本当に特別な1年だった。無観客で開幕し、7月10日から制限付きではあったが球場にファンが戻った。しかし、ベンチの監督やコーチはマスクを着用。こんな年は、もちろん今までなかった。

 平常開催であったならば、ドラフト会議で今年目玉の近大・佐藤輝明を引き当てた矢野監督を詠んだ句が大賞に選ばれていたかもしれない。ただ、今年の特別な状況を考えると平井さんの句が相応しいと思った。

 しかも、矢野監督が身につけたのはタイガースカラーの黄色。また、高倉健主演の映画「幸福の黄色いハンカチ」(1977年公開)も思い出される幸せ色が鮮やかに脳裏に飛び込んできた。

 このコーナー史上最年少の10歳で月間賞を獲得した高橋記史君の句も甲乙付けがたかったが、今年を象徴するワード「マスク」が入っている句を選ばせてもらった。平井さん、おめでとうございます。
 本年度もたくさんの投句、ありがとうございました。

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