楽天、ENEOS・藤井聖投手を3位指名 上茶谷、甲斐野と東洋大同期の150キロ左腕

[ 2020年10月26日 18:27 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2020年10月26日 )

ENEOS・藤井聖投手
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 プロ野球のドラフト会議は26日に東京都内で開催され、楽天が3位でENEOSの藤井聖投手(24)を指名。交渉権を獲得した。

 大学の同期が待つプロ入りが決まった。150キロ左腕の藤井は東洋大でソフトバンク・甲斐野、DeNA・上茶谷、中日・梅津の陰に隠れていた。上茶谷から「早くプロへ来いよ」と冷やかされたが「俺は(自チームで)都市対抗に出たいんだ」と反論と同時に実力を磨いてきた。

 9月15日の都市対抗2次予選、東芝戦では先発し6回1/3を2安打無失点。チームを勝利に導き視察した12球団スカウトの前で強烈にアピールした。翌16日の三菱パワー戦での登板はなかったがチームは勝利し5年ぶりの出場権を獲得。一つの目標は達成した。

 補強選手として出場した昨年、東京ドームにある自社広告が目に入った。「僕らは出られない。めちゃくちゃ悔しかった」。指名後の登板、自身の実力を示す時がきた。

 ◆藤井 聖(ふじい・まさる)1996年(平8)10月3日生まれ、神奈川県出身の24歳。静岡・富士市立から東洋大へ。当時150キロ計測も同学年の上茶谷(DeNA)梅津(中日)甲斐野(ソフトバンク)の陰に隠れ、東都大学リーグ登板は10試合だけ。ENEOS入社後は社会人日本代表にも選出。1メートル76、78キロ。左投げ左打ち。

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