ドジャース指揮官 大谷翔平の“トロント誤報騒動”質問に「やはりきたか」 当日は「最悪のゴルフ」

[ 2024年4月27日 07:59 ]

インターリーグ   ドジャース―ブルージェイズ ( 2024年4月26日    トロント )

ブルージェイズ戦前に取材に応じるドジャース・ロバーツ監督(中央) (撮影・杉浦 大介通信員)
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 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(51)が26日(日本時間27日)、敵地でのブルージェイズ戦前に取材対応。大谷翔平投手(29)とFA交渉中だった昨年12月には一部米メディアが「大谷がトロント行きの飛行機に乗った」と誤報して騒動になった話題に言及した。

 試合前の取材でその騒動について問われると、指揮官は「やはりきたか(笑い)」とにやり。「幸運にも覚えているよ。前にも話したことがあるが、(サンディエゴの)ランチョ・サンタフェ・ゴルフコースにいて、「ジ・オフィス」に出ているブライアン・バムガーナーとゴルフをしていた。そこで電話が鳴りまくり、私はこれまでで最悪のゴルフをプレーした。プレーしている間、ラウンドを通じて私のプレーはこの日ほど悪くはないと自分に言い聞かせていた。他の人たちと同じように、なんとかやり過ごそうとしていた。結局はいい方向にいってよかった。もう(スコアを)つけるのはやめてしまったよ(笑い)」と苦笑いで当日の様子を振り返った。

 騒動を経て大谷はドジャース入り。それでもブルージェイズについては「翔平がトロント(からのオファー)を熟考していたことはわかっている。マーク・シャパイロ、ロス・アトキンス(といったブルージェイズの重役)とも私は親しいから、彼らがここで何かやっているかはわかっているし、(トロントは)素晴らしい街でもある。翔平はトロントの街(の人々の気持ち)を弄んだわけではないし、そういうつもりだったとは思われないことを望んでいる。本当にクレイジーな日だった」と話した。

 また、「これまで誰かが来ると願い、そうならずに落胆した経験はあるか?」と問われると「私は子供の頃、サンディエゴで育ったからパドレスのファンだった。ジャック・マッキーオンがGMで、ケビン・ブラウン、フレッド・マグリフといった多くの選手を獲得した。だから、地元で大物FA選手を待ち望んだことはないし、そもそも翔平はこれまでで最大級だ。だから同じような経験はなかった」と明かした。

 大谷にとってはオフの騒動後、初めての正真正銘のトロント入り。25日のナショナルズ戦を終えて移動する際には大リーグ公式サイトが「大谷がトロント行きの便に乗っている」と報道。ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督の「彼が交渉の後に持っていったブルージェイズの帽子を返してほしい」という冗談交じりのコメントも掲載するなど、大谷のトロント入りは注目を集めていた。

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