栗山英樹監督が退任示唆「明日から肩書のない人に」 任期は5月まで 次期監督はどうなる

[ 2023年3月22日 16:35 ]

WBC決勝   日本3―2米国 ( 2023年3月21日    米・マイアミ )

WBC決勝<日本・アメリカ>優勝を決め大谷と抱き合う栗山監督(撮影・光山 貴大)
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 第5回WBCで日本を3大会ぶりの優勝に導いた栗山英樹監督(61)が勇退することを22日、示唆した。任期は今年5月までとなっている。

 日本は21日(日本時間22日)に米マイアミの「ローンデポ・パーク」で行われた決勝戦で、3―2で米国を下し、09年第2回大会以来、3大会ぶりの世界一となった。13年のドミニカ共和国以来、大会史上2度目となる全勝優勝だった。栗山英樹監督は試合後の会見で「この舞台で大谷とプレーしたことについて」を問われた際に「もし明日、それを聞かれたら結構個人的に…。今日で監督が終わるので。明日から全く何もない、肩書のない人になっちゃうので。個人的な話もしていいかなと思いますけど。今は監督なので。僕の思いよりも、ダルや翔平が若い選手と一緒にやってくれることがすごくプラスになるだろうな、良かったなって。その3週間の間はひたすら思っていました」と語った。

 21年12月2日の就任から1年4カ月。大きな功績を残した。大谷、ダルビッシュらの日本人メジャーリーガーに加え、初めて日系人メジャーリーガーのヌートバーを招集。今後の侍ジャパンのチーム編成の在り方を示した。さらに、メジャー組の国内で調整のための試合出場をMLBに強く要望。将来に向け、出場チームの選手の調整が平等にできるよう訴えた。その手腕に続投を望む声も多い。

 連覇がかかる26年WBCへ向け、新体制は今年11月に日本で開催される「第2回アジアプロ野球チャンピオンシップ」(東京ドーム)が初陣となる。

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