大谷翔平 早くもWBCロス「正直終わってしまうのが寂しいような」 DH先発→救援登板できたワケ

[ 2023年3月22日 12:25 ]

WBC決勝   日本3―2米国 ( 2023年3月21日    米・マイアミ )

WBC決勝<日本・アメリカ>優勝し、歓喜の大谷(撮影・光山 貴大)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日(日本時間22日)、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で決勝の「日本―米国」戦が行われ、大谷翔平投手(28=エンゼルス)は「3番・DH」で先発出場。9回のマウンドに上がって最終回を締めた。日本は3-2で米国を下し、14年ぶりの世界一となった。

 第3打席を終えた5回裏攻撃終了時以降は救援登板に備え、ベンチとブルペンを往復。7回の攻撃では全力疾走して内野安打とした。攻撃終了後はまたブルペンに向かって準備。8回から登板したダルビッシュからバトンを受けた。先頭マクニールに四球を許したが、続くベッツを併殺打に。2死からエンゼルスの同僚で盟友でもあるトラウトとの対決となった。スライダーで空振り三振に仕留め、グラブも帽子も放り投げて喜びを爆発させた。

 大谷との試合後の一問一答は以下の通り。

――今の心境は
 「本当に夢見てたところなので本当に嬉しいです」

――9回マウンドにも上がった。どんな心境?
 「本当に点差によって多少変わるとは思っていたんですけど。
本当に接戦のいいゲームで、最後、本当に緊張しましたけど、なんとか抑えられて良かったと思います」

 ――試合の中では何度もブルペンとベンチを行き来してというような形になった
 「ファイターズ時代は(ブルペンが)裏にあったので、すぐ行けたんですけど。でも今日はホームサイドの方にブルペンがあっって、ライト側じゃなかったので。それなりにやりやすかったので、問題なくできたかなと思います」

――最後はトラウトと対戦
 「ワンアウト、ツーアウトと取れば最後トラウトだなと思っていたんですけど…ちょっと先頭出しちゃったので、これ最後できないかなと思ってたんですけど…でもゲッツーになって最高の形で迎えることができて最高の結果になったので良かったな。と思います」

――このメンバーで闘ったWBC、どんな思いが
 「正直終わってしまうのが寂しいような気持ちがありますし。みんな同じじゃないかなと思いますけどまたそれぞれのチームに帰ってこれからシーズン始まるのでまたそれに備えて寂しいですけど頑張りたいなと思います」

――最後は栗山監督も胴上げできた
 「最高の形で終わることができたので。本当に全員が自分たちの仕事をして、昨日もそうですけど粘り強く最後まで諦めずに監督も優勝させることができて良かったなと思います」

――日本の野球がますます注目される
 「日本だけじゃなくて、韓国もそうですし、台湾も中国も。またその他の国ももっともっと野球を大好きになってもらえるように。その一歩として優勝できたことが良かったなと思いますし。そうなってくれることを願っています」

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