大谷翔平 激走内野安打! ブルペンとベンチ往復しながら救援登板もスタンバイ

[ 2023年3月22日 11:02 ]

WBC決勝   日本―米国 ( 2023年3月21日    米・マイアミ )

WBC準決勝<日本・メキシコ>6回、安打を放つ大谷(撮影・光山 貴大)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日(日本時間22日)、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で決勝の「日本―米国」戦が行われ、大谷翔平投手(28=エンゼルス)は「3番・DH」で先発出場。第4打席で内野安打を放った。

 第1打席は四球、第2打席は見逃し三振、第3打席は二ゴロだった。第3打席を終えた5回裏攻撃終了時以降は救援登板に備え、ベンチとブルペンを往復した。7回、1死走者なしからの第4打席。打球は一、二塁間に内野手を3人配した「大谷シフト」の網にかかり、二塁右で遊撃・ターナーが捕球して一塁へ送った。それでも大谷はあきらめずに全力疾走し、セーフ判定。米国はリプレー検証を要求したが、覆らずそのままセーフとなった。

 WBC初出場の大谷は、4連勝で1位突破を決めた1次ラウンドB組でMVPに選出された。投手ではチームの初陣だった9日の中国戦に「リアル二刀流」で先発して4回1安打無失点、5奪三振で勝利投手に。準々決勝・イタリア戦でも4回2/3を2失点で気迫の投球を見せて勝利投手となった。打っては12日のオーストラリア戦では自身WBC1号となる右中間ソロ。準決勝のメキシコ戦では、3点を追う6回に追い込まれながらも直球を左前打。さらに9回、メキシコの守護神・ガエゴスの初球をとらえて右中間へ真っ二つ。一塁へ向かう途中に自らヘルメットを脱ぎ捨て激走して二塁打とし、劇的な逆転サヨナラ勝ちにつなげた。開幕から準決勝まで6試合で20打数9安打、8打点、打率・450。

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