エンゼルス監督 WBC決勝で大谷VSトラウトに万感 「この試合は、世界で一番いい試合だ」

[ 2023年3月22日 12:36 ]

WBC決勝   日本3―2米国 ( 2023年3月21日    米・マイアミ )

エンゼルス・ネビン監督
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日(日本時間22日)、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で決勝の「日本―米国」戦が行われ、大谷翔平投手(28=エンゼルス)は「3番・DH」で先発出場。9回のマウンドに上がって最終回を締めた。日本は3-2で米国を下し、14年ぶりの世界一となった。

 第3打席を終えた5回裏攻撃終了時以降は救援登板に備え、ベンチとブルペンを往復。7回の攻撃では全力疾走して内野安打とした。攻撃終了後はまたブルペンに向かって準備。8回から登板したダルビッシュからバトンを受けた。先頭マクニールに四球を許したが、続くベッツを併殺打に。2死からエンゼルスの同僚で盟友でもあるトラウトとの対決となった。スライダーで空振り三振に仕留め、グラブも帽子も放り投げて喜びを爆発させた。

 ニューズデー紙のエリク・ボーランド記者は、エンゼルスのフィル・ネビン監督が大谷とトラウトのエンゼルス対決が実現したことについてのコメントをツイッターを通じて伝えた。ネビン監督は「この試合は、世界で一番いい試合だ。このゲームが世界最高のものであること。このようなドラマを一緒にできるスポーツは他にない。そして、野球はその点では完璧だと思う」とコメントした。

 WBC参加に協力的なエンゼルスはMLB30球団で最多の18人(予備登録メンバーを含む)を派遣した。出場12チームにエ軍選手がおり、18人中13人はメジャー40人枠の選手。米国には主砲トラウト、救援左腕ループ、ベネズエラには昨季17本塁打のレンヒーフォ、救援左腕キハダがいる。エ軍に次いで多くの選手を派遣しているのは、ヌートバーが在籍するカージナルスの17人で、最少はジャイアンツの4人。

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