大谷翔平で始まり、大谷翔平が締めた!侍ジャパン世界一ロード、夢のような大団円!!

[ 2023年3月22日 11:48 ]

WBC決勝   日本3―2米国 ( 2023年3月21日    米・マイアミ )

<日本・米国>優勝しトロフィーを掲げる大谷(中央)ら侍ジャパンナイン(撮影・会津 智海)
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 侍ジャパンが14年ぶりに世界一を奪回した。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日(日本時間22日)、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で決勝戦が行われ、日本は3―2で米国を下し、09年第2回大会以来、3大会ぶりの世界一となった。

 大谷翔平(エンゼルス)から始まった世界一ロードだった。今月9日の開幕戦は初回、中国の攻撃から。先発した大谷の第1球が頂点への号砲だ。最速160キロの直球などを駆使して4回零封。打ってもフェンス直撃の2点二塁打でチームをけん引した。

 10日の韓国戦、11日のチェコ戦、12日のオーストラリア戦はDHで打に専念。オーストラリア戦では右中間後方の自身が広告塔を務める看板を直撃する140メートル3ランで1次ラウンド全勝突破に導いた。

 17日のイタリア戦は二刀流全開。先発でメジャー移籍後最速となる164キロをマークして4回途中2失点にまとめると、打では絶妙なセーフティーバントを決めて4点のビッグイニングを呼び込んだ。

 米国に舞台を移した20日(日本時間21日)の準決勝。4―5と追い込まれた9回、先頭で打席に入るとヘルメットを投げ捨てる“ノーヘル激走”の二塁打。村上宗隆の劇的な逆転サヨナラ打につなげた。

 迎えた米国との大一番。第3打席を終えた5回裏攻撃終了時以降は救援登板に備え、ベンチとブルペンを往復した。7回の第4打席は全力疾走で内野安打とすると、3―2の9回についにマウンドへ。先頭を四球で出したが、次打者を併殺に仕留めると2死走者なしでエンゼルスの同僚、MVP3度のマイク・トラウトとの初対決が実現した。

 フルカウントから三振を奪って世界一を決めると、歓喜の雄叫びを上げ、栗山監督と熱い抱擁をかわした。

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