【阪神・岡田監督語録】湯浅&中野を祝福「日の丸を背負って戦って、どんな形であれ、貢献できて良かった」

[ 2023年3月22日 21:37 ]

オープン戦   阪神4―6巨人 ( 2023年3月22日    東京D )

<米国・日本>優勝を決め歓喜の侍ジャパンナイン(撮影・会津 智海)
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 岡田監督は22日、巨人とのオープン戦に臨んだ。報道陣とのやりとりは以下の通り。

 ―WBCの決勝をテレビ観戦したか。

 「そら見てるよ(笑)」

 ―日本の野球界が盛り上がる。

 「そうやなあ。ええ試合したよな」

 ―印象に残った場面はあったか。

 「そらあ、ええ試合したからな」

 ―きょうは出番がなかったが、中野や湯浅はいいところで使ってもらえた。

 「いいところって、いいところがわからへんけど」

 ―準決勝は湯浅が僅差で起用され、その後の勝利につながった。

 「昨日(準決勝)は、俺はここでかと思ったよ(笑) そら見方が違うやんか。最後もお前、中野に回ってこいって思ったし。(サヨナラ打を打った村上の)次やったからな。ファンが見てるのとは違うから。そんなの」

 ―仮に中野にまわってきたら決めてくれる予感は?

 「そら、可能性があるやんか。最後に回ってきたら。何が起こるかわからへんからな。回ってきて打ったら、そらすごいヒーローやから。俺らの見方としては、中野に回ってこいと思ったよ。打った方が自信付くし、自分とこの選手に関してはな、そうなるやんか」

 ―阪神を代表して参加した。次は経験をチームに還元してほしい。

 「そやな。源田があんなんになってな(右手小指骨折)。穴埋めができたかどうかは、俺らはわからんけど」

 ―中野は東京ラウンドでは出塁率が高かった。岡田監督が求めていた姿では?

 「求める…、うーん。求めてるというか、どう言うていいんかのう(笑)。だから、ショートを守ったりしてて、経験はすごいしてると思うからな。ええ経験をな。マイナスにはならんよな。だから、全体で見渡してのそういう観点では見られへんやんか。どうしても自分とこの選手が気になるのは当たり前やからな」

 ―湯浅も球を扱えていた。

 「いや、首振って(パレデスに左前適時打を)打たれたから、悔い残ってると思うよ(笑)。あんなええ真っすぐいっとったのにな、首振って、これはフォーク要求されてるなと思ったけどな。だから、そういう見方になってしまうからな。結局は。いちファンみたいに、抑えた、打たれたじゃないから。俺はもうすぐわかったよ、ああ、これはあれや、フォーク要求されて、首振ってんなあって」

 ―阪神の2人として、これからはシーズンへ気持ちを切り替えていく。

 「まあだから、2人ともいい経験をしてな結局は。まあ、どこで貢献するとか、そういうのはなしにしてな。こないして日の丸を背負って戦って、どんな形であれ、ある程度貢献できたと思うからな。それは良かったと思うし」

 ―日程的に厳しくなるが、戻ってからの調整は?

 「日程は最初からわかっていることやんか。最後(決勝)まで行く予定の日程と思っていたから。それは別にあれや。どこのチームも一緒やからな、それは」

 ―2人の合流は週明けか?

 「いや、時差ぼけとかもどんなんかわからへんからな、ちょとな。汗流してな。1回合流してどのくらいの時差ぼけっていうかな、体調を含めて、本人に聞くと思うけどな」

 ―世界的な優勝は日本球界にとってプラスか。

 「それはめっちゃプラスよ。そんなん」

 ―ファンも野球に関心を持ったままスムーズにシーズンに入っていける。

 「いやいやいや、そうそうそうそう、盛り上がり的にもな」
 ―中野と湯浅は合流してから調整に必要な時間は、ピッチャーと野手で違うが。

 「そら野手の方が早いよ。ボールの違いがあるからなあ、ピッチャーに関してはなあ」 ―本人に確認してもういけるのであれば。

 「確認してからや、そら、確認してからやそんなん、分かれへんもん」

 ―鳴尾浜で伊藤将が座らせて30球ぐらい投げた。

 「27球やろ、30球とえらい違いやで。投げたというのは聞いてるよ、そら聞いたけど、そらまだや、まだやまだや、そんなもん。ただブルペンで投げたっていうだけやろ?もうちょっと球数も増やしていかないかなあかんし」

 ―25日オリックス戦の登板は?

 「ないない、そらないよ、そんなん無理よ、無理や。だからそれも様子見てあれやろなあ。まあ帰って、(24日から)京セラに来るんかな。京セラでピッチングをするって言うてたから、その時に様子を見てからやろ。報告じゃ分かれへん。何球投げただけではな。ゲームで投げるとしたらある程度、自分の持てる力を出せるかどうかぐらいの、そういう感覚でないとなあ。ただ投げられるだけじゃもうお前、公式戦なるわけかやらなあ。それは他のピッチャーでいくよ、そんなん当たり前やん、中途半端に投げさせて、またおかしなってもあかんし。そらある程度万全ならんと、無理やろ」

 ―実戦挟まずに開幕カードに投げる可能性はあるのか?

 「ないないない。それはない。一切ない。そんなん他に待ってるピッチャーもおるんやから。そんなん。待ってるピッチャーで頑張ってるピッチャーがかわいそうやんか」

 ―以前秋山、村上を候補に挙げていたが。

 「まあ、もう1回投げてからやなあ。京セラは秋山投げさすよ。伊藤(が登板予定だった)のところな。まあそれもまだ決定じゃないけどな。秋山で行くのは決定じゃないし。誰かをそこに当てはめなあかんからな、それはもう次の登板で見てからやなあ」

 ―次の登板は100球くらい投げさせる。

 「先発でいくんやったらなあ、100球というか、5回はなあやっぱりなあ。最低でも5はいけるように、投球せんとあかんわな」

 ―Bケラーは2軍でまずまずの投球をしていた。開幕2戦目の候補に挙がっているか。

 「まだやろ」

 ―ビーズリーではなくてBK

 「まだそんなええ報告は上がってない。ビーズリーもだいぶええみたいやけどなあ。シートやるいうてたけど、(前日のファームの試合が)4時間半もするからできへんかったんや。なんちゅう試合してるんや。あの後にシートやるとかいうてたけど、もう試合が長くなってできへんかった。5時やろ? なんちゅう試合しとんねん。まあ、その辺はだからそんな慌てて、そないして準備してやることはないよ」

 ―村上くんはまた1軍に帯同して中継ぎでという感じ。

 「ずっとおるよ、それは」

 ―下(2軍)で投げたり、長いイニング投げたりはしていない。

 「それもないわ、うん。もう次に下で投げるのは、(開幕)2カード目のピッチャーになるよ。2カード目にいくピッチャーも投げなあかんからな」

 ―中であれ、先発であれ、村上は1軍で使っていく。

 「ブルペンには入れるよ。ブルペンに入れるいうことは、1軍で投げるいうことやからな。開幕からはある程度はな、先発はそれで(構想の陣容で)行くけど、どうなるかはわかれへんからな。ある程度、ひと通り投げてみんとな。どういうことが起きるかわからへんし。準備はしとかなあかんけどな。中途半端に、そないして投げられるか、投げられんかわからんようなピッチャーは準備してもせえへん。やっぱ、ある程度はな、ブルペンを投げてからでないと使わへん」

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