侍・村上の劇打にヤクルトのチームメートも大興奮　高津監督「願っていた一本」

WBC準決勝   日本6―5メキシコ （ 2023年3月20日    米・マイアミ ）

＜メキシコ・日本＞9回、サヨナラ適時二塁打を放つ村上（撮影・会津　智海）
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　神宮で楽天とのオープン戦に臨んでいたヤクルトの仲間たちも、村上のサヨナラ打に歓喜した。勝利の瞬間は練習を終え、クラブハウスで楽天戦に向けて準備している時間帯。テレビ観戦した高津監督は「クラブハウスのいろんなところで凄い歓声でした。僕だけじゃなくチームメートも国民の皆さんも願っていた一本。ホッとした」と笑みを浮かべた。

　不振にあえいだ1次ラウンド中に、激励の電話をした師匠の青木も「感動した。プレッシャーも感じていたと思うし、よかった」と安堵（あんど）。同期の宮本は村上からの「悔しい。頑張らないといけない」という大会期間中のLINEのやりとりを明かし、劇打に「凄い」と感嘆。同学年の丸山和は大興奮のクラブハウスの様子の動画を村上に送ったといい「優勝してほしいです」と願った。

　≪09年大会V指揮官　巨人・原監督「感動」リクエスト見事≫09年の第2回WBCで指揮官として侍ジャパンを世界一に導いた巨人・原監督も、決勝進出を「見ていて非常に感動した1勝。チーム一丸となり、戦っている姿勢というのはまさに日の丸侍という感じがしますね」と喜んだ。特に原監督の目に留まったのは栗山監督の采配。「僕の中では非常に目立っているんだけど、栗山采配も見事だと思いますね。あのリクエスト…向こうではチャレンジ？を含めて、あそこでリズムが変わったしね。いろんな意味で見事だと思いますね」と、リプレー検証の末に判定が覆って盗塁を阻止した場面を称えた。

　▼西武・松井監督（WBCで活躍している源田、山川について）鳥肌が立ちました。山川は犠牲フライを一発で仕留めたし、源田もいいプレーをした。あそこからひっくり返すのは凄い。2人はもちろん、侍ジャパンが一つになって戦っている。何とか世界一を獲ってもらいたい。