侍・周東 「エリート級」一塁から驚速10秒28サヨナラ生還 吉田の代走で本領

[ 2023年3月22日 04:00 ]

WBC準決勝   日本6―5メキシコ ( 2023年3月20日    米・マイアミ )

<日本・メキシコ>9回、村上の2点適時打で周東(右)がサヨナラの生還を果たし歓喜の大谷(撮影・会津 智海)
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 「驚速」で本塁を駆け抜けた。サヨナラの生還を果たした周東はすぐさまヘルメットを放り投げ、歓喜の輪に飛び込んだ。

 「言葉で表せないぐらいうれしかった。絶対に点差は詰まると思っていた。自分がいくところをイメージしながら準備していた」

 9回無死二塁で吉田が四球を選ぶと、逆転の走者として代走出場。「(村上が)打った瞬間に(外野の頭を)越えると思ったので、勝ったと思った」と一気にトップスピードに乗った。大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、一塁からホームまでは10秒28で、時速33.4キロ。「(大リーグの)エリート級」と称された。二塁走者の大谷に追いつきそうな勢いでホームインした韋駄天(いだてん)は「笑って終われるように。チーム全員で頑張りたいと思います」と決勝戦に目を向けた。

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2023年3月22日のニュース