侍・栗山監督退任なら後任は? 経験よりアマチュア球界との密接な関係を重視傾向

[ 2023年3月22日 22:35 ]

会見で笑顔の栗山監督(撮影・光山 貴大)
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 侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が勇退することを22日、示唆した。任期は今年5月までとなっている。

 第5回WBCで日本を3大会ぶりの優勝に導いた功績から続投を求める声は多い。

 侍ジャパンは今回WBCに出場したトップチームだけではなく、社会人代表、U-23/U-21、大学代表、U-18代表、U-15代表、U-12代表、女子代表と多くの世代の代表チームの総称だ。

 トップチームは全世代代表の「顔」であり、プロ、アマ結束の象徴でもある。

 トップチームは監督として優秀なだけではなく、侍ジャパンのコンセプトに沿った人選が求められる。

 野球振興に熱心であり、アマチュア野球にも大いなる貢献をしてきた人物が候補になる。プロ選手が中心であるトップチームの監督については全日本野球協会、日本高野連なども専任に関わっている。

 現在の侍ジャパンのコンセプトの下、監督を務めた小久保裕紀氏、稲葉篤紀氏、栗山英樹氏は大学野球でもプレーし、プロ入り後もアマチュア球界と良好な関係を築いていた。

 大学野球や社会人野球の経験者ではなくても例えば元ソフトバンクの工藤公康氏のように小中学生の肘、肩の障がい予防を研究し、講演など重ねる功労者も有力な候補となる。

 また、過去に現役監督から「兼任は難しい」と拒否された経緯もあり、侍ジャパンは専任監督が基本路線となっている。

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2023年3月22日のニュース