阪神・西勇“岡田の教え”で万全 「もうちょっと高めに投げたりとか…」監督の助言実践し5回零封

[ 2023年3月22日 05:15 ]

オープン戦   阪神1―2西武 ( 2023年3月21日    ベルーナドーム )

<西・神>力投する西勇(撮影・大森 寛明)
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 阪神・西勇は“岡田の教え”を体現した。オープン戦最後の登板を5回68球で零封する万全の調整。15年目の開幕へ準備は整った。

 「(配球も)うまく使えた。これからシーズンに入っていくにあたって、いいデータというか、相手チーム、他のチームにイメージを与えられたと思う」

 5回5失点だった前回14日のDeNA戦。岡田監督からは「もうちょっと高めに投げたりとかな」と助言された。低めに集める制球力を生かすための“逆説的”な金言。しっかり実践した。2回1死で鈴木に対して内角低めと外角高めの対角を交互に突き、最後はフルカウントからの内角低めのスライダーで空振り三振。5回先頭で再び迎えた鈴木に今度は2ストライクから高めの直球で詰まらせて右飛に退け、「手応えというか、自分の体と心が状態のいい中で、しっかり投げられた」とうなずいた。

 内外角を丁寧に投げ分ける投球を展開し、許した走者は1安打1四球の2人だけ。4月4日の広島戦へ向けて次回は中6日で28日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(杉本商事BS)を予定し、「もう確認は大丈夫です。公式戦に入る前の1試合なので気持ちよく、いいイメージで好きなように投げていきたい」と青写真を描いた。(石崎 祥平)

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2023年3月22日のニュース