松坂大輔氏 決勝で明暗を分けた投手陣の“精度” メンタルの強さを評価した気になる投手とは?

[ 2023年3月22日 23:20 ]

WBC決勝   日本3―2米国 ( 2023年3月21日    米・マイアミ )

松坂大輔氏
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 スポニチ本紙評論家の松坂大輔氏(42)が22日、キャスターを務めるテレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜後9・54)に出演。21日(日本時間22日)に行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝戦で、米国を下して3大会ぶりの世界一となった日本の投手陣について振り返った。

 番組オープニングで米・マイアミから出演した松坂氏は「本当にホッとしました」と安どの表情を見せた。

 大越キャスターが「世界一のシーンは何度見ても胸がワクワクしますね。普段、野球を見ない人でもこの試合だけはテレビにくぎづけてって人も多かったですね」と話し、現地の様子について聞くと、松坂氏は「放送席で僕は出してはいけない音量の叫び声を出しました」と笑った。

 決勝戦を振り返って、日本投手陣のレベルの高さをキーポイントとして挙げた。「皆さんコントロールがいいです。“ここぞ”という時のウイニングショットの精度の高さの差が試合の明暗を分けたと思います」と分析。「細かい継投で繋いで勝負していくという栗山監督の決断も早かったですね」と語った。

 日本投手陣の中で気になったのは伊藤大海投手。「スライダーは、アメリカのバッターの反応を見ていても面白かったです。一番の強みは、どんな時でもいつも通り投げられるメンタルの強さですね。これはなかなかできることではないと思います。栗山監督は伊藤大海投手がいて、本当に助かったと思います」とメンタルの強さを評価した。

 さらに「ピンチの場面でもしっかり抑えてましたし、決勝戦でも6回に“いつの間に終わった?”と思うぐらいサラッと終わらせたのがさすがです」と称賛が止まらなかった。

 日本投手陣については、MLBのレジェンドであるデービッド・オルティス氏(元レッドソックス)も驚いていたことを明かした。

 大越キャスターから日本投手陣を支えた女房役である捕手陣について質問されると、松坂氏は「各打者の特徴やデータを頭に入れて、この短期間でいいピッチャー良い所を引き出すのは難しいと思います。合宿から細かいコミュニケーションを取って、より良くピッチャー投げやすい状況を作っていたと思います」と答えた。

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2023年3月22日のニュース