【センバツ】専大松戸の大会最速右腕・平野が自身初の完封勝利 「自分の良さを出すことができました」

[ 2023年3月22日 13:59 ]

第95回選抜高校野球大会2回戦   専大松戸3-0常葉大菊川 ( 2023年3月22日    甲子園 )

<専大松戸・常葉大菊川>完封勝利を挙げてガッツポーズの専大松戸・平野
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 2年ぶり2回目出場の専大松戸(千葉)が10年ぶり5回目出場の常葉大菊川(静岡)と対戦。3-0で勝利し、センバツ初勝利を飾った。

 今大会最速のMAX151キロで、今秋のドラフト上位候補にも挙がる右腕・平野が先発。初回は失策と安打で走者を許しながらも無失点。2回、3回は3者凡退。4回から6回までは安打で走者を許しながらも後続を断った。7回は死球で、8回は先頭安打で走者を許したが、後続を断ち、9回も安打を許しながらも無失点。序盤は変化球主体、その後は力強い直球に変化球を交えた投球で7安打、6奪三振、1死球、132球の完封勝利を飾ってみせた。この日の最速は146キロだった。

 打線は初回1死から四球と2死球で満塁とすると、5番・太田の中前2点適時打で先制。チームのセンバツ初得点を挙げた。なおも敵失で1死満塁とすると、押し出し四球で加点した。

 常葉大菊川は平野の前に走者を出しながらも1点が奪えず敗退。先発した2年生左腕の久保は初回の3失点以降は立ち直り、完投したが、及ばず。20年に就任した石岡諒哉監督の甲子園初勝利はならなかった。

 平野は「今まで完封したことがなかったのでうれしい」と声を弾ませると、「学校としても甲子園で(春は)勝ったことがなかったのでうれしいです」とも話した。立ち上がりは変化球が多かったが、「まずは勝つためにということでキャッチャーの吉田がうまくリードしてくれました」と説明、「初回点を取ってくれたことで2回以降は自分の良さを出すことができました」と振り返った。

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