大谷翔平 リアル二刀流は忙しい…ブルペンとベンチをダッシュで行ったり来たり WBC決勝

[ 2023年3月22日 10:38 ]

WBC決勝   日本―米国 ( 2023年3月21日    米・マイアミ )

WBC決勝<日本・アメリカ>ブルペンでダルビッシュ(右)が投球練習する前で試合を見つめる大谷(左)、宇田川(撮影・光山 貴大)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日(日本時間22日)、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で決勝の「日本―米国」戦が行われ、大谷翔平投手(28=エンゼルス)が「3番・DH」で先発出場した。

 大谷は決勝で救援登板の可能性が注目されており、5回のピンチの際、ベンチでダッシュを繰り返した。5回裏終了時にはグラブを手にベンチから外野後方にあるブルペンへ歩いて向かった。6回2死一、二塁と日本がチャンスを作ると、外野から走ってベンチに戻り打席に備えた。同回、ヌートバーで攻撃が終わると今度は再びブルペンに戻った。さらに7回には2、3球投げて、すぐにベンチへ向かうなど大忙しだった。

 ダルビッシュも先にブルペンへ向かっており、並んで座る様子も。ネットでは「ダルと大谷ブルペン入りキター!」「ダルビッシュと大谷が2人ともブルペン行くとかなんのバグですか?」「はい!大谷さんもブルペンいきましたよ!!あるぞ!ダルビッシュ大谷リレー!」と興奮の声が挙がった。

 これまで、決勝に進んだ場合の登板について「中継ぎでいく準備はもちろんしたい」とし、準決勝のメキシコ戦後も「「自分にできることをなんでもしたいなと思っている。源田さんもそうですけど、みんないっぱいいっぱいで来てる。できることを一生懸命。それが投げることなのであれば、一生懸命頑張りたいと思います」としていた。

 WBC初出場の大谷は、4連勝で1位突破を決めた1次ラウンドB組でMVPに選出された。投手ではチームの初陣だった9日の中国戦に「リアル二刀流」で先発して4回1安打無失点、5奪三振で勝利投手に。準々決勝・イタリア戦でも4回2/3を2失点で気迫の投球を見せて勝利投手となった。打っては12日のオーストラリア戦では自身WBC1号となる右中間ソロ。準決勝のメキシコ戦では、3点を追う6回に追い込まれながらも直球を左前打。さらに9回、メキシコの守護神・ガエゴスの初球をとらえて右中間へ真っ二つ。一塁へ向かう途中に自らヘルメットを脱ぎ捨て激走して二塁打とし、劇的な逆転サヨナラ勝ちにつなげた。開幕から準決勝まで6試合で20打数9安打、8打点、打率・450。

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