【センバツ】センバツ初勝利の専大松戸・持丸監督 完封の平野は「冷静に抑えていたんで、これは凄い成長」

[ 2023年3月22日 14:48 ]

第95回選抜高校野球大会2回戦   専大松戸3-0常葉大菊川 ( 2023年3月22日    甲子園 )

<専大松戸・常葉大菊川>力投する専大松戸・平野(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 2年ぶり2回目出場の専大松戸(千葉)が10年ぶり5回目出場の常葉大菊川(静岡)と対戦。3-0で勝利し、センバツ初勝利を飾った。

 今大会最速のMAX151キロで、今秋のドラフト上位候補にも挙がる右腕・平野が先発。初回は失策と安打で走者を許しながらも無失点。2回、3回は3者凡退。4回から6回までは安打で走者を許しながらも後続を断った。7回は死球で、8回は先頭安打で走者を許したが、後続を断ち、9回も安打を許しながらも無失点。7安打、6奪三振、1死球、132球の完封勝利を飾ってみせた。この日の最速は146キロだった。

 打線は初回1死から四球と2死球で満塁とすると、5番・太田の中前2点適時打で先制。チームのセンバツ初得点を挙げた。なおも敵失で1死満塁とすると、押し出し四球で加点した。

 持丸修一監督は初回の3点を守り抜いてのセンバツ初勝利に「打てな過ぎましたね」と苦笑い。平野の完封劇については「変化球が良かったんで、前半は変化球を多くして、後半はストレートを多くして、守って攻めたみたいです」と説明した。監督の指示でもあったが「自分たちでも研究したみたいで。やっぱり変化球の方がいいだろうという感覚みたいだったです」。速球については「もうちょっとキレよく放れればもっと良かったんでしょうけど、本人はちょっと不満なんじゃないでしょうか」と続けた。

 100球を超えたところで交代は考えなかったかと聞かれると、「3点リードじゃなかったら、交代も考えていたんですけど、3点ですからあそこでホームラン打たれても2点だったんで、我慢してみました」と明かした。成長した点については「ピンチでよく打たれてたんですけれどもそこを冷静に抑えていたんで、これは凄い成長だなと思ってます」と目を細めた。「守備は頑張ってくれました」とバックの健闘も称えた。

 相手投手・久保については「ウワサ通り、インスラみたいなのを放ってきたんですけど、それを最後まで捉えきれなかったですね」とし、「もう少し攻撃力をアップできるような練習をしたいですね」と前を見据えた。
 

続きを表示

この記事のフォト

2023年3月22日のニュース