侍・湯浅 盤石の信頼で、万全のスタンバイ 同学年・大勢のピンチにも「抑えるやろ」

[ 2023年3月22日 14:38 ]

WBC決勝   日本3―2米国 ( 2023年3月21日    米・マイアミ )

侍ジャパン・湯浅
Photo By スポニチ

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日(日本時間22日)、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で決勝戦が行われ、日本は3―2で米国を下し、09年第2回大会以来、3大会ぶりの世界一となった。13年のドミニカ共和国以来、大会史上2度目となる全勝優勝だった。

 見えないところで投手陣を支えた。1―3の7回、5番手で登板した大勢が無死一、二塁とピンチを招くとブルペンで本格的に肩を作り始めた。あくまでも有事に備えての行動だったが、マウンドにいるのは同学年でともに戦ってきた右腕だけに「抑えるやろと思って」見ていたという。大勢はピンチをしのぎ、スコアボードに「0」を並べたため、結果的に当番はなかったが、陰から力強く投手陣を支えた。

 今大会は3試合、計2回2/3を投げ、世界一に貢献した。シャンパンファイトを終えると「最高です。あ、間違えたアツアツです。めちゃ楽しかったです」と自身の代名詞とも言えるフレーズで喜びを表現。「本当に最高のチームだったと思いますし、ずっといい雰囲気の中でしたので、すごい濃い1カ月でした。なかなか経験できないことをたくさん経験させてもらったので、自分にとっては最高の大会だったなと思います」満面の笑顔で1カ月を振り返った。

続きを表示

2023年3月22日のニュース