「憧れるのを、やめましょう」大谷翔平、魂揺さぶる名言に込めた思い…MLBレジェンドに告白

[ 2023年3月22日 18:11 ]

WBC決勝   日本3―2米国 ( 2023年3月21日    米・マイアミ )

<米国・日本>優勝会見を終え引き揚げる大谷(撮影・会津 智海)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日(日本時間22日)、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で決勝の「日本―米国」戦が行われ、大谷翔平投手(28=エンゼルス)は「3番・DH」で先発出場。9回のマウンドに上がり、メジャーで同僚のマイク・トラウトから三振を奪って勝負を決めた。14年ぶりの世界一に導き、MVPも獲得した。

 試合直後、米メディアの放送ブースでインタビューに応じた大谷。インタビュアーを務めたのはメジャー通算696本塁打の「A・ロッド」ことアレックス・ロドリゲス氏(元ヤンキース)、同541本塁打のデービッド・オルティス氏(元レッドソックス)というレジェンドだった。

 ロドリゲス氏は試合前の声出しで、大谷が「憧れるのを、やめましょう。今日、超えるために、トップになるために来たんで。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう。さあ、行こう!!」と話したことに感銘を受けたという。

 「スピーチについて何かありますか」とロドリゲス氏から問われた大谷は、「野球やっていれば誰もが知っている、耳にしたことがある選手たちが1番から9番まで、ベンチの選手もそうですし、素晴らしい選手たちが並んでいるので。何も考えないと、『マイク・トラウトだ』とか、リスペクトの気持ちが受け身の形になってしまうので、そこだけほんとに負けないんだって気持ちを持っていきたいなと思っていた」と真意を説明した。

 一方で「選手もそうだけど、僕らは米国の野球をリスペクトしているし、彼らの野球を見本にしてこれまで頑張ってきたと思うので。今日はたまたま勝ちましたけど、これからもっともっと高いところを目指して、もっともっと頑張っていきたい」と試合を離れればリスペクトの思いは不変だった。

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2023年3月22日のニュース