アジアのライバルも大谷翔平に最大級の賛辞「“野球”と書いて“オオタニ”と読む」　韓国紙報道

WBC決勝   日本―米国 （ 2023年3月21日    米・マイアミ ）

世界一のトロフィーを掲げる大谷（AP）
Photo By ＡＰ

　侍ジャパンが14年ぶりに世界一を奪回した。第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は21日（日本時間22日）、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で決勝戦が行われ、日本は3－2で米国を下し、09年の第2回大会以来、3大会ぶりに世界一の頂点に立った。

　侍ジャパンの優勝を韓国紙も大々的に報道。大谷翔平の投打にわたる活躍、MVP獲得の偉業を、同国メディアのスポーツソウル（電子版）は「“野球”と書いて“オオタニ”と読む　大谷翔平に脱帽の韓国…『史上最も完璧な選手に君臨』と激賞」と報じた。

　「野球そのものだった。野球の核心要素である打撃と投球、そして走塁まですべてが完璧だった。もはや“ベーブ・ルースの転生”の肩書きもいらない。歴史上最も完璧な選手に君臨した」と書き出し。「大谷が始めて、大谷が終わらせた物語だった」と大会を総括した。

　野球だけではない。人間性の部分でも賛辞を送る。常に言動が注目され、それは日本のみならず、米国、韓国でも話題を集めたこと。米国入国時にチェコ代表のキャップをかぶり、野球への情熱を示した同国に尊敬の念を伝えたことなどを紹介。そのうえでこの日の試合の様子を記し「皆が夢に描いてきた姿を、自らの力で現実のものにした。2023年WBCの大会MVPも当然、大谷だった」と断言。「野球の現在であり、未来。それが大谷翔平だ」と詩的な言葉で締めくくっている。