阪神・西、逆転V諦めない!メークドラマ3カ条で「まだ取り返せる」

[ 2019年7月20日 05:30 ]

遠投で調整する西(撮影・成瀬 徹)
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 19日の「阪神―ヤクルト戦」は天候不良で午後6時10分に中止が決定した。20日の同戦は高橋遥人投手(23)がスライドで先発する。現在6連敗と苦境にあえぐ矢野阪神。21日の先発に回る西勇輝投手(28)は「優勝まで突っ走れるように、全員で新たに気持ちを入れてできれば」とチームの総意を代弁した。チームは4月28日以来の5位となったが、逆転Vへ諦めない姿勢を「3カ条」に込めた。

 6連敗と苦境にあえぎ、首位を独走する巨人とは11差。後半戦のテーマを問われた西は「優勝に貢献できるよう頑張るだけです。(ゲーム差は)まだそこまで絶望とまではいっていないですし、まだ取り返せる時期だと思っています」と言葉に力を込めた。防御率2・87、投球回103回1/3でチームトップを走る若き右腕が逆襲の旗手になる。

 合言葉は『メークドラマ』だ。長嶋茂雄監督(当時)率いる巨人は1996年、広島との最大11・5差をひっくり返し、逆転優勝。指揮官の造語は流行語大賞に輝き、文字通りメークドラマを完結させた。近年でも16年の日本ハムが11・5差を逆転している。最大ゲーム差の逆転は63年の西鉄。南海との最大14・5差をはね返した。要は、諦めない気持ちを持つことが大切ということ。逆転Vへ、西流のメークドラマ3カ条はこうだ。

 <1>ケガをしない
 西自身は17年8月に打球を受け、左手を骨折。戦線離脱を強いられた。「一番恐れているのはケガ。何が起きるかわからないので。野球している間は本当に気を抜かないように。当たり前ですが、そこは一番、頭に置いておきたい」。過去の経験を踏まえ、細心の注意を払っている。

 <2>全員が気持ちを入れて戦う
 後半戦は1試合1試合が大事な戦いになっていく。「全員がそういう気持ちを入れれば、いいのかなと思います。誰がとか個人ではなく。優勝まで突っ走れるように、全員で新たに気持ちを入れてできればいいと思います」。自身が今季目標に掲げるのが180投球回。少しでもイニングを伸ばすべく、力の限り腕を振る覚悟だ。

 <3>連敗の波を小さくする
 長いシーズンを戦い抜く上で連敗はつきものだ。「どのチームも大型の連勝があって大型の連敗があるのが傾向で、巨人さんはない。小さい連敗で大きい連勝を勝ち取って、ああいう貯金をしている。(連敗の)波をなるべく小さく。何とか今から、このカードからでもスタートできて、いい連勝が続けられるように」。後半戦最初の登板は、6回3失点で勝敗がつかなかった前回8日の巨人戦から中12日で迎える。この日、巨人が敗れ、自力優勝の可能性も復活。まずは5月10日の中日戦以来9試合ぶりの勝利でチームを加速させたい。(吉仲 博幸)

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