JR東、初戦突破 ルーキー柴田紘が“雑草魂”代打で決勝打

[ 2019年7月20日 05:30 ]

第90回都市対抗野球大会第7日   JR東日本7―1ヤマハ ( 2019年7月19日    東京D )

7回1死満塁 勝ち越しの適時打を放つJR東日本・柴田(撮影・久冨木 修)
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 2回戦3試合が行われた。JR東日本(東京都)は同点とした7回、東京国際大出身のルーキー・柴田紘佑捕手(22)が代打で決勝適時打を放つなど、終盤の打線爆発でヤマハ(浜松市)を7―1で振り切った。

 観衆2万8000人が固唾(かたず)をのむ。1点を追う7回、丸子の右前適時打で追い付き、なお1死満塁。堀井哲也監督は「柴田はスイングが速いし、真っすぐに強い」と迷わずルーキーを代打に指名した。3球目、本格右腕・堀田のフォークを左前へ。これで勝ち越すと、呪縛が解けた打線は長谷川の右中間三塁打で一気に試合を決めた。

 「緊張よりワクワクの方が大きかった。早く出せ、いい場面じゃないかと。でもスタンドは(出身)大学も大学だし、誰?って感じでしたけど」

 東京国際大出身。同じ東京新大学リーグで対戦する創価大・田中(現ソフトバンク)、流通経大・生田目(現日本ハム)の直球に振り負けないよう地道な素振りを繰り返した。

 東京都予選の屈辱を晴らしたかった。第1代表決定戦、鷺宮製作所との準決勝で9回1死満塁から代打も二ゴロ併殺。「結果は駄目だったけど落ち込むより練習しかない。JR(東日本)に入って振る力がまたついた」と失敗を糧とした。

 将来の夢はプロ入りだ。「まだ力は足りないと思うけど、捕手として肩にも自信はある。(正捕手の)渡辺さんから“早く自分を抜け”と言われてます」。練習では捕球から二塁到達まで1・8秒台を計測した強肩だ。

 采配が的中した堀井監督は「選手がよく応えてくれた」と謙遜したが、昨年4強のチームが逆転勝ちで勢いづいたことは確か。「自分は無名だけど、有名選手に負けたくない」。柴田紘の雑草魂が、強豪に欠かせない存在となっている。(伊藤 幸男)

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