マー君、日本投手最速70勝 野茂、黒田に続く3人目 修正力さすが6回2失点で今季6勝

[ 2019年7月16日 02:30 ]

ア・リーグ   ヤンキース4-2ブルージェイズ ( 2019年7月14日    ニューヨーク )

ブルージェイズ戦で、6回2失点で今季6勝目を挙げた田中(AP)
Photo By AP

 ヤンキース・田中将大投手(30)は14日(日本時間15日)、後半戦初登板となるブルージェイズ戦に先発し、6回4安打2失点で6勝目(5敗)を挙げた。野茂英雄(123勝)、黒田博樹(79勝)に続き日本投手3人目のメジャー通算70勝で、151試合目の到達は日本投手最速となった。日米通算でも169勝とし、中日・松坂、巨人・岩隈の現役最多170勝に王手をかけた。

 試合の中の嗅覚と自慢のスプリットと。田中本来の持ち味は戻っていた。2点を先制した直後の3回1死一塁。ソガードをスプリットで二ゴロ併殺コースに打ち取っていた。これを二塁手トーレスがこの日2失策目の悪送球。1死一、二塁と嫌な流れで走者をためた。

 「いいプレーで助けてももらっている。こういう時こそ、粘ってゼロに乗り切れば勢いも出る。抑えようと」

 続くガルビスを中飛、グリエルは左飛で切り抜け、メジャー70勝目へ道筋をつけた。

 「得たヒントを生かせた部分は、スプリットに関して言えばあった。良かったと思う」

 9日のオールスター戦に2度目の選出で初出場し、日本投手初の勝利投手となった。課題だった決め球スプリットを多投し、修正へ手応えを深めていた。前半戦は防御率3・86ながら、5勝5敗と投球内容に比べ勝ち星は伸びず。「失点のパターンが勝てる投手のものではなかった」。この日は味方の得点直後の嫌な流れを、自らの投球で断った。5回にソロ2本を許し一度は追い付かれたが、その裏に味方が再度勝ち越し。続く6回は4番から3者凡退に締めて、6月17日以来1カ月ぶりの6勝目を手にした。

 151試合目での通算70勝到達は、黒田博樹の183試合を上回り最速。松坂、岩隈の現役日本投手最多の日米通算170勝に王手をかけた。消化不良な前半戦を振り切り好スタート。「いい流れになればいいとは思う。ただ願っているだけじゃ何ともならない。つかみ取れるように」。鋭い眼光が連勝ロードを予感させた。

 〇…田中がメジャー通算70勝。日本人投手としては最速の151試合目での到達となった。現在、田中のメジャーでの勝率は.642。通算50勝以上の現役投手の勝率トップはカーショー(ドジャース)の.693、以下、プライス(レッドソックス)の.661、シャーザー(ナショナルズ)の.659、ストラスバーグ(同)の.652に次いで、.641のレスター(カブス)を抜いて5位となった。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年7月16日のニュース