大谷、松井超え最速100打点!逆転つないだ同点犠飛「最低限な仕事として重ねられれば」

[ 2019年7月16日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス6-3マリナーズ ( 2019年7月14日    アナハイム )

日本選手最速となる100打点を達成した大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷がメジャー通算100打点に到達した。2点を追う5回に1点を返し、なお無死満塁。元ヤクルト、カラシティの低めのカーブを左翼に運ぶ同点犠飛。逆転勝利へとつなげた。

 「打点を取りにいくということはないですけど、今日みたいなシチュエーションで最低限な仕事として重ねられればいいかなと。僕が打点を取れれば、前を打つ打者に甘い球も多くなる。そういう意味で凄く大事」

 野手出場160試合目での大台到達。1年目の03年に106打点を挙げた松井秀喜(ヤンキース)の150試合には劣るが、597打席は松井の652打席を上回る日本選手最速の到達となった。

 岩手・花巻東の先輩、菊池との2度目の対戦は、初回は四球を選んだが、3回はスライダーに空振り三振。左中間に6号ソロを放った6月8日の再現はならず「全体的な試合の流れとしてはうまい具合に抑えられた」としながらも、計13球を投げさせたことに「良い取り組みだったかなと思います」と振り返った。左投手の際には右足を少しオープン気味に置く。「ライン(球の軌道)に合わせ意識していくのが大事」と大谷は微調整を重ね、さらに質の高い打撃を目指している。

 7回は日本ハム時代の同僚バースから一塁強襲の内野安打。全4打席で日本プロ野球経験投手が相手だった。「比較的ボールはよく見えているかなと思っている」と大谷。打率も3割に復帰した。(奥田秀樹通信員)

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2019年7月16日のニュース