【香川】四国学院大香川西 エース青山、右耳手術乗り越え初戦突破 粘投6回1失点「気持ちでは負けない」

[ 2019年7月16日 18:53 ]

第101回全国高校野球選手権 香川大会2回戦   四国学院大香川西6―1三木 ( 2019年7月16日    レクザムボールパーク丸亀 )

三木との今夏初戦で5回3安打1失点9奪三振の好投を見せた四国学院大香川西のエース右腕・青山友亮
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 春の県大会を制した第2シードの四国学院大香川西がエース右腕・青山友亮(3年)の粘投などで三木を下し、2012年夏以来、7年ぶり6度目の甲子園へまずまずのスタートを切った。

 
 「自分は緊張しいなんで。結果的に1点取られたのは……」

 試合後、まず青山の口を突いて出たのは反省の言葉だった。

 自軍が三者凡退で終わった1回裏、先頭打者から3者連続で四球を与え、左翼への犠飛であっさりと先制を許した。体が思うように動かない大事な大会の初戦ではいつも顔を出すあの感じ。しかし、130キロ台中盤の速球に時折、90キロを切るスローカーブなどで後続を打ち取ると、6回を3安打1失点9奪三振。第2シード校の大黒柱としての役割は果たした。

 今年2月に右耳から脳に達する膿を取り除く全身麻酔の手術を受けた。病名は急性乳様突起炎。中耳炎を悪化させた。右耳が聞こえにくく、練習中に平衡感覚を失って右側にバタンと倒れてしまうことも度々経験した。治療による約3週間のブランクを経てチームに復帰。その時、秋の大会で背負っていた背番号は「1」から「11」に変わっていた。

 そこからはまた、エースナンバーを目指して猛練習の日々。全国区の強豪校、横浜(神奈川)を香川に招いての招待試合では最速152キロを誇る高校四天王唯一の左腕・及川雅貴(3年)と背番号1を背負って投げ合った。結果は中盤以降に横浜打線につかまり、3―9の敗戦。「自分でも甘いなと思いました」とここからさらに過酷な練習を自らに課した。

 真冬のトレーニングウエアを着込んで学校と練習グラウンドの往復18キロを自転車で疾走。暑さへの対応力と精神力の強化を目指した。冷たい雨に見舞われた週末から一転、真夏日となったこの日も球数が80球を超えた5回に自己最速の137キロを連発した。

 「フォアボールのあとが大事だと本人には話しました。低めには集まってましたし、前向きな目をしていたので」と1995年選抜大会を制した観音寺中央の主力だった高木稔之監督も合格点を与えた。

 「しんどい練習をしてきたので気持ちでは絶対に負けません」

 青山の文字通り暑い夏に注目だ。

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