鷺宮製作所の1メートル64左腕・野口、省エネ101球完投!ヤクルト石川手本に無四球

[ 2019年7月16日 05:30 ]

第90回都市対抗野球大会第3日 2回戦   鷺宮製作所5―1Honda鈴鹿 ( 2019年7月15日    東京ドーム )

<都市対抗 Honda鈴鹿・鷺宮製作所>完投勝利を挙げた鷺宮製作所・野口(撮影・郡司 修)
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  2回戦3試合が行われ、鷺宮製作所(東京都)はHonda鈴鹿(鈴鹿市)に5―1で快勝。エース野口亮太投手(26)が3安打1失点で完投し、初優勝に向けて3回戦に進出した。JR東日本東北(仙台市)は薗部優也捕手(27)の今大会初の満塁本塁打で勝ち越し、信越硬式野球クラブ(長野市)に7―1で完勝。三菱自動車岡崎(岡崎市)は5―2でHonda(狭山市)を破った。

 9回もあっさり3人で片付けると、野口は涼しげな表情でナインとハイタッチを交わした。わずか101球で3安打1失点の無四球完投。エースの役割を全うし、2年連続の初戦突破に導いた。

 「球数が少ないのはいつも通り。自分はゴロで打ち取るタイプだからフォアボールは出さない。基本通りです」。5回まで完全投球。直球は130キロ台中盤でも打者の懐に投げ込み、カーブ、スライダー、チェンジアップで緩急をつける。Honda鈴鹿打線はむなしく凡打を重ねるだけだ。目良宏監督も「らしいピッチング。いい意味で力が抜けて良かった」と最敬礼した。

 目指すのはヤクルトの39歳左腕・石川だ。1メートル67の小兵ながらプロ野球現役最多の通算166勝を誇り、同じ左腕の野口は「コントロールが凄いですよね」と憧れている。石川より3センチ低い1メートル64。体は小さくても、プロの強打者を手玉に取る投球術は最高の手本である。

 「今年は打線が点を取ってくれる。一戦一戦ですけど、最終目標は優勝」と野口。過去最高は2007年のベスト4。14年のTBS系ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」のモデルと言われる野球部は頂点を目指している。

 「予行演習」も済ませている。NTT東日本が都市対抗を制した17年。野口は補強選手として出場し、日本通運との決勝戦では2番手で登板して勝利投手になった。「あれで社会人でも通用すると自信がつきました。自分のチームで投げられれば最高ですけど」。7・25決勝でマウンドに立つイメージはできている。(伊藤 幸男)

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