マー君“宝刀”スプリットに苦しんだ理由…ヤ軍投手コーチが持論「ボールの空気抵抗が少ないと…」

[ 2019年7月16日 18:15 ]

ブルージェイズ戦で、6回2失点で今季6勝目を挙げた田中(AP)
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 ヤンキースの田中将大投手(30)が今季の課題とするスプリットについて、ラリー・ロスチャイルド投手コーチが15日(日本時間16日)、「ボールの縫い目と表面が(これまでと)違っているからだと思う」と持論を展開した。さらに「ボールの空気抵抗が少ないと打球は遠くに飛ぶのと同じように、スプリットも空気抵抗が少ないと動きが小さくなる。握りや指で加える圧力を変えて修正するしかないが、とても良いスプリットを長い間投げてきた田中にはそれが難しい。だからしばらく何が起こっているのかを見極めるのは難しかった」と続けた。

 大リーグの前半戦は昨季の最多記録6105本塁打を大幅に塗り替えるペースで本塁打が量産され、飛ぶボールの存在が取り沙汰されている。オールスター前にはアストロズのエース右腕バーランダがESPN.comに「ボールが飛ぶようになったのが偶然なんて信じられない」と語ったことが米国内で大きなニュースになった。ロスチャイルド投手コーチの見方が正しければ、空気抵抗の少ない今季のボールは飛距離が出るというだけでなく、田中にとっては主武器の落差を奪われるマイナスの効用も果たしていたということになる。

 もっとも、田中は球宴で日本選手初の白星を挙げ、14日のブルージェイズ戦でも今季6勝目を挙げるなど復調気配。同コーチは「違うことを試し、良い方向に向かっている」と述べた。シーズン半ばに適応の術を見出し、後半戦では宝刀の完全復活がなるかどうか。(ニューヨーク・杉浦大介通信員)

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