【愛知】中部大第一エース磯貝、9回に悪夢…5失点喫し逆転負け「このままいけるんじゃないかと…」

[ 2019年7月16日 17:35 ]

第101回全国高校野球選手権愛知大会 3回戦   愛工大名電5―2中部大第一 ( 2019年7月16日    岡崎市民 )

<中部大第一・愛工大名電>気合の入った投球で8回までは愛工大名電打線を完璧に封じていた中部大第一・磯貝(撮影・大森 寛明)
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 一瞬の気の緩みだったのか。つかみかけた勝利が、手元からスルリとこぼれ落ちた。春季愛知大会覇者の中部大第一のエース右腕・磯貝和賢(かずよし)投手(3年)は8回までこの日の最速142キロの直球を軸に強打の愛工大名電打線を0点に抑えながら、9回にまさかの5点を奪われ逆転を許し、そのままチームも敗戦。「このままいけるんじゃないかと、そういう思いもありました」と一気に暗転した9回1イニングを振り返った。

 「緊張で震えていたけど、4回に(先制)点が入って“イケる”と自信を持って投げた」と、8回までは3年間の集大成のような投球で愛工大名電打線をきりきり舞いさせた。序盤2回を完璧に抑えると、4回2死一、三塁のピンチではカウント2―2から杉山を力のある141キロの直球で二ゴロに打ち取った。「(愛工大名電は)ホームランがあるチームなので、厳しく投げることを意識した」と、8回までの3四球は全てフルカウントからコースを突いた結果。ネット裏から見守った中日の中原勇一アマスカウトも「うまく内外に投げ分けて丁寧に投げている。そう簡単には打てない」と舌を巻くほどの好投を見せていた。

 だが9回、3連打で同点とされると、踏ん張りきる力は残っていなかった。死球に味方の失策も重なってあっという間に5点を失い、8回2/3で降板。甲子園出場の悲願は初戦で儚く散った。

 今後も上のステージで野球は続ける。「9回に抑えられなかったのが一番悔しい。今日の負けた気持ちを胸に、これからも練習していきたい」。キラリと光る投球センスは見せつけた。この経験を糧に、足りなかったあと一歩をこれからの野球人生で埋めていく。

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