前橋育英・諸田“リトルどすこい”弾「僕は打撃しか生きる道がない」

[ 2020年8月7日 05:30 ]

群馬大会準々決勝   前橋育英5―3伊勢崎清明 ( 2020年8月6日    高崎城南 )

<伊勢崎清明・前橋育英>7回に逆転の決勝2ランを放った前橋育英・諸田
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(山川を尊敬/) 夏5連覇を目指す前橋育英が「リトルどすこい」の活躍で準決勝へと駒を進めた。7回に決勝の逆転2ランを放ったのは6番の諸田空也(たかなり=3年)。「直球一本でした。僕は打撃しか生きる道がない」と笑った。

 1メートル78、88キロでチーム一の巨漢のバットから放たれた打球は左翼席に着弾。尊敬する打者は体形も似ている西武の山川で「凄いと思って見ています」と言う。値千金の今大会1号は試合途中ながら涙を流すナインもいたほどの劇的弾だった。

 試合後、荒井直樹監督から「アイス好きでコロナ(禍)太りだけどよく打った」と冷やかされたが「体重は増えたけどコロナ太りではありません」と2安打2打点に胸を張る。あす8日の準決勝の相手は甲子園交流試合に出場する高崎健康福祉大高崎。諸田のバットが得点の鍵を握る。 (大木 穂高)

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