“左腕専門切り込み隊長”阪神・陽川 先制機演出 虎の天敵・メルセデスから価値ある長打

[ 2020年8月7日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神11-0巨人 ( 2020年8月6日    甲子園 )

<神・巨(7)>3回1死二塁、先制のホームを踏み、ナインの出迎えにゴリラポーズで応える陽川(撮影・北條 貴史)
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 難敵攻略の突破口をひらいたのは『左腕専門切り込み隊長』だ。0―0の3回。1死から阪神の陽川が両軍通じての初安打をマークし、先制機を演出した。

 「チャンスをつくりたいと思って打席に立ちました。ああいう形になってくれて良かったと思います」

 2ボール1ストライクから、メルセデスの真ん中低めストレートを右中間へ。出場8試合ぶり今季2本目の長打で得点圏に進むと、近本の中前打で先制のホームに生還した。

 大野雄が先発してきた7月24日の中日戦から、同30日のヤクルト戦(高橋)、今月1日のDeNA戦(今永)、そしてこの日と、左腕が先発の試合で4試合続けて1番に抜てきされた。うち3試合で得点に絡むなど役割を果たしている。

 相手が苦手とするメルセデスだったからこそ、果たした役割は大きい。前回7月9日に初めて勝利したとはいえ、6回まで無得点。同日の対戦前までは過去2年6試合で1度も黒星を付けられていなかった。開幕以来の巨人戦同一カード3連敗も阻止。失速しかねない流れを、左キラーがせき止めた。

 「1番といってもね。どの打順でもやることは変わらないので。チームの1番目として打つだけなので。気にせずやってます」

 3―0と点差をひろげた4回2死二塁では、2番手・沼田の出ばなをくじく中前適時打を放ち、今季初打点を記録した。チャンスをつくり、チャンスで還す。理想的な活躍で起用に応えてみせた。

 「なかなかチャンスで打てないということもあったので、打点がついて良かった。明日以降もチャンスが来れば結果を出せるように準備していきたい」  膝に不安を抱え、状態の上がらない糸井が4試合ぶりに欠場した一戦でアピールに成功。いまは左腕専門でも、“その座”を虎視眈々と狙っていく。 (巻木 周平)

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