広島・長野 自己最長に並ぶ5戦連続マルチ安打 連勝3でストップも頼れる3番だ!

[ 2020年8月7日 05:30 ]

セ・リーグ   広島5-9ヤクルト ( 2020年8月6日    神宮 )

<ヤ・広(8)>5回無死、長野が右越えにホームランを放ちベンチに迎えられながらバンザイ(撮影・篠原岳夫)
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 広島打線が6日のヤクルト戦で5点劣勢を追いつく粘りを発揮した。松山竜平外野手(34)が中越え2号ソロで口火を切り、長野久義外野手(35)の自己最長タイで10年ぶりの5戦連続マルチ安打となる右越え2号ソロなどで5得点。だが、7回に救援した薮田和樹投手(28)が打ち込まれ、連勝は3で止まった。7日から本拠地で阪神3連戦。今度こそ巻き返しだ。

 1点差まで追い上げた7回、2死二塁から主砲・鈴木誠が放った執念の左前同点打は一瞬だった。3時間43分の乱打戦に敗れた佐々岡監督は「打者は諦めずに粘り強くやってくれた。得点は本塁打が主だったけど、みんながつなぐ意識を持っていた」とねぎらった。

 打線は確かに持ち前の粘り腰を発揮した。5点劣勢の4回、口火を切ったのは先頭・松山だ。左腕・高橋がカウント3―1から投じた真ん中低め直球を捉え、バックスクリーンへ17試合ぶりの2号ソロ。初回1死満塁の先制機で浅い左飛に倒れたリベンジ弾だった。

 「前の打席が悔しい結果だったので、甘いボールを逃さず積極的にいこう…と。ひと振りで仕留められた」

 2点差の5回には長野が魅せた。同じ先頭打者で、追い込まれながらも4球ファウルで粘り、カウント2―2からの8球目、高橋の外角高め直球を狙いすましたように右翼席へ持って行った。カード初戦に続く2号ソロ。短いコメントに“らしさ”がにじんだ。

 「風に乗って、よく入ってくれました」

 長野は初回1死一塁でも右前打でつなぎ、先発出場した8月の全5試合でマルチ安打をマーク。巨人入団1年目の10年6月25日~30日以来となる自己最長に並んだ。打席では全盛期さながらの雰囲気を醸し出し、打率は・352まで上昇した。

 「8月に入る頃から体調が戻った。実績、経験があるので万全なら…ね」。朝山打撃コーチは長野の状態に言及。同時に、ベンチスタートとなった西川について「彼も万全じゃない。長く離脱されても困るから」とし、起用には体調面を考慮する必要性を示唆した。

 ともあれ、7日は広島に帰り、「ピースナイター」として実施する阪神戦。松山は言葉に力を込める。

 「こういう粘り強い試合をやって、勝てるように頑張りたい」

 本拠地では今季ここまで3勝8敗2分け。もう負けられない。逆襲へ、投手陣をサポートする強打に期待だ。 (江尾 卓也)

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