日本ハム・万波 選球眼の成長実感!20試合出場時点で昨季より四球数4増

[ 2024年4月27日 06:00 ]

日本ハム・万波
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 日本ハムは、開幕から20試合を終了した。開幕前に唯一のレギュラーとされた万波中正外野手(24)は、昨季の出場20試合時点と比較し、三振数は5個減少して四球は4個増加。「OPS(出塁率+長打率)・900」を掲げる今季は選球眼の成長も見られ、27日のオリックス戦(エスコン)でも不動の3番として出塁と長打で勝利に導く。

 万波は名実ともにチームの打線の核に成長した。だからこそ、安打や本塁打など分かりやすい数字だけにこだわらない。四球を含めた出塁率も強打者としての証の一つだ。

 「四球は今年、かなり取りたいというのはある。四球の意識は結構ある中で目標に近いペースで取れているので、それは自分としてもかなり評価できる」

 昨季の出場20試合時点と比べると四球は4増の11個、三振は5減の15個で出塁率は・356と上々だ。昨年は出場141試合で規定打席に到達した22人のうち最少の41四球、一昨年は出場100試合でわずか12四球だった。今季の目標は72四球を目指しており「2試合に1個のペースを目指してやっている。難しいけど頑張りたい」と見据える。

 一方で、ここまでの20安打中14安打が単打で長打率は・421。今季の大きな目標の一つに「OPS(出塁率+長打率)・900」を掲げており「もう1、2段階上に行くためにも長打率と出塁率は伸ばしていきたい。出塁率はコツコツと(上がる)兆しが見えているので、あとは長打になる打球をしっかり(打ちたい)」と二兎(にと)を追う。

 チームは25日の楽天戦で敗れて連勝は5でストップしたが、首位・ソフトバンクと2・5ゲーム差の2位に付ける。2年連続最下位から脱却を目指す上で、万波のさらなる活躍は不可欠。「イメージは出塁率・350の長打率・550。まだ20試合。長いプランでその取り組みはしている」と万波。目先の結果にとらわれない姿勢で、打線をけん引していく。

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