関大北陽・樽見、降雨ノーゲームにも前向き「大阪一を目指す」

[ 2020年7月26日 14:36 ]

令和2年大阪府高等学校野球大会2回戦   関大北陽―星翔 ( 2020年7月26日    万博 )

関大北陽・樽見海星投手(3年)
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 試合前から降り続いた雨が激しくなり、3回裏の終了後に中断。ほどなくノーゲームが宣告され、6―0でリードしていた関大北陽にとっては無情の雨となった。

 辻本忠監督は「今年は1イニングでも多く野球ができれば幸せです。選手には切り替えてやろうと話しました」。新型コロナウイルスの影響下で迎える特別な大会。仕切り直しの初戦へ前向きに話した。

 エース左腕の樽見海星投手(3年)は3回まで打者10人と対戦し、許した走者は四球による1人のみ。

 「初めての背番号1で緊張したけど、バックがしっかり守ってくれていたので、緊張してたらアカンなと。キャッチャーの構えたところに投げるだけでした」

 走者の有無に関係なくセットポジションから低めを丁寧に突き、足もとのぬかるむ悪条件も問題にしなかった。

 部活動が休止となった時期は、実家近くの箕面大滝や五月山方面へ往復約10キロのランニングで体力強化。自然の豊かな山では、鹿や猪の姿を見ることもあったという。

 「一番を取ることで、今までやってきたことが(正しいと)表せると思う。全力で大阪一を目指して頑張りたい」

 険しい大阪大会の頂点に向けて、再び走り出す。

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2020年7月26日のニュース