都大山唯一の3年生・福田、岩崎女子マネと涙の握手 連合チームで無念サヨナラ負けも感謝伝えあう

[ 2020年7月26日 18:05 ]

東東京代替大会1回戦   都大山・都蒲田・都橘・都六郷工科10―11都東京農産 ( 2020年7月26日    大田 )

タイブレークの末、1回戦で敗退した都大山・都蒲田・都橘・都六郷工科の連合チーム。試合後、都大山唯一の3年生部員・福田喬広内野手(左)と岩崎マネジャーは涙を拭きながら握手
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 4校の連合チームがタイブレークの末、無念のサヨナラ負けを喫した。試合後、都大山唯一の3年生部員、福田喬広(たかひろ)一塁手はマウンドから引き揚げる2番手右腕の都蒲田・松原大樹(2年)の肩をソッと叩いた。「慰める言葉もなくて…」。仲間をねぎらう福田に、記録員でベンチに入った都大山の岩崎結亜菜(ゆあな)マネジャー(3年)の涙腺は崩壊した。

 最後まで粘った。コロナ禍で連係プレーもままならない中、絶対にあきらめなかった。福田も5回1死二、三塁でスクイズ成功。5点差の8回には松原の右前適時打、さらに鈴木尊(みこと=3年)のランニング満塁ホーマーで追いついた。その裏無死一塁での一ゴロも、福田が捨て身のカバーでアウトにした。だが10―10で突入した9回のタイブレークはバント策が実らず、最後は押し切られた。

 連合チーム、そして福田の高校野球は終わった。ティー打撃のトス役など福田の練習パートナーを務めてきた岩崎もずっと涙が止まらない。「福田君は本当に1人で頑張ってきた。私が辞めそうな時もあったけど“戻ってきて欲しい”と力強い言葉をかけられて…。頼られることはあまりないのに、マネジャーを3年間やり切ることが出来た」。福田の8回の最終打席を見た岩崎は「カッコ良かった」と目に焼き付けた。

 都大山野球部には今春新入生2人が入部し、活動は存続する。福田が岩崎にあらためて頭を下げた。「ある意味、家族以上の存在でした」。岩崎は涙を拭きつつ「うれしいです」と笑った。
 

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