DeNA・度会が涙 歴史的満弾!不振で叩かれても…ファンに感謝「皆さんのおかげで打てた」深々頭下げ

[ 2024年4月26日 20:49 ]

セ・リーグ   DeNA7-2巨人 ( 2024年4月26日    横浜 )

<D・巨>8回、高梨(右)から満塁弾を放つ度会(撮影・木村 揚輔)
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 DeNAは26日、巨人戦(横浜)でドラ1ルーキー・度会隆輝外野手が8回に右越えへ満塁本塁打を放った。球団で新人の満塁本塁打は史上初。不振を振り払うように、3安打4打点の活躍。試合はこの1発で突き放し、巨人を逆転の7-2で下した。

 1点を追う8回、佐野の適時二塁打で同点とすると、牧が適時二塁打で続いて勝ち越し。お互いの指揮官同士がリクエストし合う緊迫した状況ながら、2死満塁から左腕・高梨の投じたスライダーを振り抜いた。開幕2戦目の3月31日広島戦以来となる3号。感無量の表情を浮かべた。

 今季は開幕から2試合連発とド派手なデビューを飾った。しかしここ最近は阪神戦で2戦連続無安打に倒れるなど苦しんでおり、試合前まで打率・202と低迷。ネット上では賛否の声が上がる事態になっていた。

 この日は「8番・右翼」で先発。開幕から21試合連続で1番に座ったが、この日今季初めて1番を外れていた。三浦監督も「ちょっとここの所苦しんでいたので、楽なところで思い切りいかせようと思っていた」と8番にした理由を語った。

 苦しんだ末での1発。満塁弾を放ったあと、度会はうっすらと涙が浮かべながら、右翼守備につくとファンの大歓声に深々と頭を下げた。

 ヒーローインタビューでは「いつも温かいご声援をおくってくれる皆さんのおかげで打てた。ありがとうございます」と感謝。

 「おとといとか打てなかったので、申し訳ない気持ちだった。今日はちょっとですけど打てて良かったです」と謙虚に語り、8番になっても「やることは変わらない。全力プレーで必死こいてやってやろうと思っていた。明日も明後日も試合続くので全力プレーで頑張りたいです」と再び目をうるませた。

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