創志学園・西純矢、阪神が外れ1位で交渉権 遠縁・西勇輝と“ダブル西”結成

[ 2019年10月17日 18:01 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2019年10月17日 )

創志学園・西純矢投手
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 プロ野球のドラフト会議は17日に東京都内で開催され、阪神が外れ1位で創志学園の西純矢投手(18)を指名。交渉権を獲得した。

 チームには遠縁の親戚にあたる西勇輝投手が、投手陣の柱として活躍している。“ダブル西”結成で、チームのエースへと駆け上がっていく。

 2年生エースとして出場した昨夏の甲子園。1回戦・創成館戦で毎回の16三振を奪い無四球完封のど派手な全国デビュー。1球ごとに帽子を振り飛ばして雄叫びをあげガッツポーズを繰り返す姿も印象に残った。

 2年連続の夏切符とはならなかったが、準決勝では自己最速を更新する154キロを計測し10奪三振で2失点完投。スカウト陣をうならせると、さらにU18W杯の活躍で、株を上げた。

 1次ラウンドで登板を回避した大船渡・佐々木、星稜・奥川をカバーするように米国戦から3連投。DHで出場した南アフリカ共和国戦では2発を放ち大会本塁打王に輝いた。

 決勝ラウンドの韓国戦では佐々木の緊急降板を受けて2回からの4イニングを無失点。その後、左翼に回り9回には一時サヨナラ負けを阻止する本塁への好返球を見せるなど、攻守に大車輪の活躍だった。高校生投手の「BIG4」と称されることは重圧だったという右腕。それでも世代トップクラスの投手であることを、高い順位が証明した。

 ▼西 純矢(にし・じゅんや)2001年(平13)9月13日生まれ、広島県出身の18歳。鈴が峰小2年から野球を始め主に投手。阿品台中ではヤングひろしまに所属し3年夏にNOMOジャパンで米国遠征に参加。創志学園では1年春の中国大会からベンチ入りし2年春からエース。同年夏の甲子園に出場。1メートル84、85キロ。右投げ右打ち。

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